不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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以前、「R・シュトラウスを聴こうとする人は京都へ行くべきだ」と書いたが、今ここに至り「しかし、R・シュトラウスの弦の響きを聴きたい人は大阪に行くべきだ」と書かせていただく・・・大フィル定期二日目

史上最長のタイトル(笑)。昨日の定期、京響ファンの京都百科さんと一緒に聴かせていただいたというのに、こんなこと書いてすみません(^^;;)

大阪 ザ・シンフォニーホール
大フィル第443回定期演奏会(二日目)
大植英次指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
チェロ独奏 堤剛
ヴィオラ独奏 小野真由美
R・シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」作品35
R・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」作品30

やっぱり、今日はドン・キホーテを仕上げてきました。やっぱりなあ、やると思った。十二分に練れた演奏へと変貌。それが一番顕著だったのは、エピローグ。ここでの大植さんと堤さんの呼吸の応酬(大植さん、こういう丁々発止のやりとり、本当に面白く絶妙なんですよねえ)、一日目はあまりの揺れ方に、流石にオケの付けがほころびを見せてしまったのだが(ソロとの練習時間は基本的に短いから、1日目は仕方がないと思います)、さすがは二日目、伸びる縮む、息をのむ・溜息をつく、変幻自在の音楽の表情の変化・変転のなんともいえない妙味。これぞ音楽。

逆に、ソロが絡まない他の所での粘りなどは、むしろ1日目よりも軽く処理していて(特に出だしなど、えええ?こんなにあっさり始まったっけ、昨日?と思うくらい)、なるほど、ここは切って、ここは押してと、色々と刈り込んできたなあ、と思いました。そうした結果が、全体として「仕上がった」感じに繋がったんじゃないかしら。

サウンド的に感心したのは、ホルンとユーフォニアムの一群が作りだすスペクタルサウンド。第7変奏で、ウインドマシーンをバックに吠えまくる客演の外囿祥一郎さんのユーフォの音のすさまじさ!!また、それを支えるホルン部隊のサウンドの腰の強さ!!大フィルのホルンがここまで強力なはずはない(失礼かしら?)ので、客演にはいっていた二人(内田さんと金子さんとプログラムにはあったが)のおかげとぐすたふ君は思ったのだが、そこらへんいかがなものでありましょう?どなたか、なにがしかの示唆をいただけると有難いです。

ツァラは、まあ1日目にもましてさらにパワーアップ。ただ、ペットの篠崎君の調子が、昨日は固くなった冒頭のアタックを無難にこなしたんで安心したのかなんなのか、昨日よりも上がらなくって、ちょっとハイトーンのミスが耳についていたのが残念。

しかし、何に感心したって、弦のサウンドですって。昨日も「良い音だなあ」と思って聴いていたが、今日はもう溜息以外の何物でもない。この曲、知っている人ならすぐに分かってもらえると思うけれど、「背後世界主義者について」の部分では、いろんな組み合わせの弦楽アンサンブル(チェロカルテットの上にヴァイオリンデュオがのっかるだとか、ヴィオラデュオが絡むだとか)が精妙極まりない変幻自在のサウンドを構築する場面が出てくるし、「科学について」ではベースの最後尾から弦楽アンサンブルが開始、音楽を絡め取るようにフーガが立ち上がってくるというぞくぞくする部分がある。こういうところの響きが、もう、元弦楽器奏者のぐすたふくんには堪えられないんですよ。ああ、これよ、これ、これなのよ!!もうダメ!!ダメ!!って感じですね(何もんや、おまえは(^^;;;)。

そのサウンドが、ついに舞踏歌において、燦然たる黄金の輝きを発散する生命の舞に昇華するにいたった時、ぐすたふくん、思わず涙が出そうになりました。このストリング・サウンドの素晴らしさをなんと表現すればいいのだろう!!まさに、オーストリア・ウィーンの香り、と評しても過言でないのじゃないかしらん。

思いましたね、ツァラ、大植・大フィルの持ち曲として確立しても良いんじゃなかろうか。いつ、どこに出しても恥ずかしくない、18番中の18番として育てていってもいいんじゃないかなあ。タイトルに書いたのは、そういう意味も込めてるんですよね。ここまでのストリング・サウンドを聴かせるのは、やはり関西ではここだけではなかろうかと。

1日目は、フライング気味に入った拍手も、今日ははっきりと大植さんが振り終えた所作を見せるまで、息をのんで見守り続けた後の熱いもの。何より今日は、カーテンコールの最後、大植さんに対しての拍手の沸き直しがあった!!大阪の聴衆は、正直だなあ。今日の演奏が、どれほどのものであったか、ちゃんとわかってるんだもんねえ。

昨日はテレビ中継が入っていたが、今日の方に入ればよかったのに。ちょっと、残念なぐすたふくんではあったのだけれど・・・・この演奏、CDになったら、即買いだな、と心に誓ったのでありました。
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コメント


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ぐすたふさま こんばんは

二日目レポ拝見でき、大変うれしく・・・

おっしゃるとおりでして、一日目でも、弦楽部分の特徴あるアンサンブルでは、まだまだ京響では真似のできない相貌というものがありましたから、今日の二日目の練上げも、まったく肯けます。

大植さんの大振りに、今日は大フィルメンバーも納得も得心もしてついていったのだろうと思います。

昨日にしても、ホールと相俟ってまったく16型らしい16型でありました。

私も本当は今日行きたかった口であります。

京都百科 | URL | 2010-11-13(Sat)00:39 [編集]


Re: タイトルなし

京都百科さま、おはようございます。恐縮です。

> おっしゃるとおりでして、一日目でも、弦楽部分の特徴あるアンサンブルでは、まだまだ京響では真似のできない相貌というものがありましたから、今日の二日目の練上げも、まったく肯けます。

すみません、こんな書き方して(^^;;)。でも、あの京響の優秀な管セクションの華麗なヴィルトゥオジシティに支えられたリヒャルト・シュトラウス、逆にそれは、やはり大フィルには真似できないと思います。こんな対称的な二つの音、どちらも「関西の宝」。どちらか一方だけあればいい、というものではないと思います。

> 私も本当は今日行きたかった口であります。

いやあ、今回二日とも聴いて、やはり大植英次、と思いました。

次も行きます・・・行きたいです(笑)。

ぐすたふ369 | URL | 2010-11-13(Sat)09:39 [編集]


自分も完全にノックアウトです。

すごいですよね。あの弦にはびっくりでした。
ほんまにうっとりでした。
はぁ・・・ため息がでてしまいましたよ。

けんちゃろ | URL | 2010-11-16(Tue)17:46 [編集]


Re: タイトルなし

> すごいですよね。あの弦にはびっくりでした。

いや、これまで多々聴いてきましたが、ここまでとは・・・・

N響にも勝ってた、と正直思いましたね。出来れば、ファーストヴァイオリンの補充、正団員でやってほしいものではありますね。

ぐすたふ369 | URL | 2010-11-16(Tue)22:36 [編集]


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