不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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定期って・・・・大フィル定期

とりあえず、「海」っていい曲だなあと思ったのはホントです。

大阪 ザ・シンフォニーホール
大フィル第442回定期演奏会
オリバー・ナッセン指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
ピアノ独奏 ピーター・ゼルキン
ドビュッシー:「牧神の午後への前奏曲」
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
ナッセン:交響曲第3番
ドビュッシー:交響詩「海」

この中では、バルトークの3楽章と「海」が良かったかな。でも、全体としては、低調な演奏会だったと思います。拍手も薄かったし、終演後にさっさと帰る人も多かったし。

一つには、指揮のナッセンさんの指揮が、まあそれほどでないというか、通り一遍というか、まあこんなものか、という感じだったこと。第二には、ソリストのゼルキンさんのピアノが、期待以下だった(少なくとも僕には)、ということですね。

実を言えば、武満徹と小沢征爾の対談集「音楽」を何度も何度も読んできた僕としては、その中に何度も登場するピーター・ゼルキン、それはそれはすごいピアニストであろう、と思ってきたわけです。それで、今回何をおいても、ピーターが弾きに来る、しかもバルトークの3番を、ということで、はっきり言って、これを聴きに出かけたようなもんなんですよ。

ところが、このバルトークの3番、(かなりの)期待外れ。些細なことかもしれないが、この曲を、ピーター、譜面を置いて弾くんですよね。やっぱり、暗譜しましょうよ、と思ったんですよ。1楽章の見通しの悪さ、流れの悪さなど、聴いてる方としては、暗譜してないせいではないか、とすら思ってしまいますもの。2楽章も僕は退屈の極みとしてしか聞こえず(一緒にいったこすもすは、この2楽章、「響きがいい」といたく気に入っていたので、なかなか、僕の印象も当てにはなりませんが)、3楽章になってやっとこさ面目を保ったと言う出来、というのが正直なところです。

はっきり言って、ピーターに対して幻想を抱いていた僕が馬鹿みたい、と言う感じでした(おおお、そこまで言うか(汗))。でも、かつての若手の俊英も、もう70に近い御歳、年齢による衰えと言うのもあるのかもしれないけれど。かつての僚友、武満はすでに亡く、小澤さんもあの状態ですもんね、そりゃそうかもしれない。

他の曲だけど、ドビュッシーの2曲にしても、「牧神」などまったくどうということのない演奏だし、「海」も速いテンポでオケを振りまわす演奏。確かに、イギリスの優秀なオケであれば、このテンポとこの指揮で十分な演奏をするんでしょうけれどねえ、というような指揮ぶりで、哀しいかな、大阪の非ヴィルトゥオーゾオケ、なかなかこの指揮では十分な演奏効果を上げることは、困難では無かったかなあ。ただ、「海」という曲自体の魅力は十分に感じられて、それのおかげでなんとか「演奏会」としての面目を保ったかの印象ではありましたが。

その一方で、自作自演となる交響曲は、僕としては楽しませてもらいました(こすもすは、拒否、だったようだけれど)。確かに、解説の白石君が書くように、中間部から後半にかけての、うねる弦楽の響きは極めて魅力的で、この響きが聴けたことが、一番だったと思います。

全体としてみれば、「定期」っていうのはまあ、こんなもんなんかなあ・・・と思い知らされたような、演奏会だったと思いますね。今回はこんなもんで、と開き直られれば、それまで、という感じですよね。

率直な感想です。ご批判あれば、コメントくださいませ。
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コメント


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自分もいきました

バルトークは個人的には楽しめました。というより、この曲をあまりしらないからでしょうか・・・新しい曲として聞いたからです。耳が肥えていないのが幸いしたという感じかもしれません。

自分は初日でしたが、どうも弦パートがいまいちって感じしました。どうしたのでしょうか・・・
逆に木管金管が頑張っていたと思います。

けんちゃろ | URL | 2010-10-16(Sat)12:39 [編集]


Re: 自分もいきました

けんちゃろさん、こんばんは。

> バルトークは個人的には楽しめました。というより、この曲をあまりしらないからでしょうか・・・新しい曲として聞いたからです。耳が肥えていないのが幸いしたという感じかもしれません。

あんまりこだわりを持って聴くのも考えものですねえ、私、そのせいでわざわざ楽しめなくしてることも、そこそこあるような気がします。

新しい曲に出会えた時のワクワク感、というのは、代えがたいものがありますね。

> 自分は初日でしたが、どうも弦パートがいまいちって感じしました。どうしたのでしょうか・・・
> 逆に木管金管が頑張っていたと思います。

弦がどちらかというと薄いテクスチュアの曲ばかりでしたからね、いつもの大フィル・サウンドとは違う方向ですし、弦セクション、対応が難しかったのかもしれません。

でも、やはりブラスセクション、欲を言えば、こういう名技性を要求される曲での流石の演奏、というのを期待したいところです。

ぐすたふ369 | URL | 2010-10-16(Sat)19:19 [編集]


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