不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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若者はどこまでも、どこまでも、どこまでも、果てしなく・・・PMFOピクニックコンサートその2

この記事は、下記の記事の補遺、もしくは追記です。
http://gustav369.blog101.fc2.com/blog-entry-64.html
曲目などは、この記事を参照してくださいませ。

さて、札幌滞在3日目です。1日目は大雨。ピクニックコンサートの間、合羽とかさの下、びしょびしょになりながら演奏を聴いていたのだが(よくやるとお思いでしょうが(笑))、昨日からは晴れ。昨日は、朝2番の飛行機に乗ったろんろんを千歳で拾い、支笏~昭和新山~洞爺~定山渓~札幌とドライブ。ぐすたふお父さんは少々お疲れでありますが、天気がよくて何より。今日は、ろんろんは札幌の友達と遊びに行ったので、ぐすたふくんはひとりでゆっくり。札幌市内を歩ける範囲で、ぽつぽつ見て回っては休みつつ、大通公園でビールやカクテルを昼間から引っ掛けつつ(あああ、極道ここに極まれり)、一昨日の余韻に耽っています。

実は、今日の朝になってホテルのノートパソコンが借りられることがわかって、そのマシンで2時間もかけて記事を打っていたのだけれど、なんとこれがトラブルで全部パー。ひええええ・・・やはり、なれないマシンで、いつもと同じようにやっちゃいけません(涙)。

さて、ぼつぼつと1昨日のことについて書いていきまする。

実は、ちょっとしたハプニング。野外コンサート会場で、同じ高校の同期、音楽評論家の山田治生くんにばったり。向こうもびっくりしたようで、「おまえ、なんでこんなとこにおるねん?」そらま、そうでしょう。かれは、スタッフの証明書を首から提げていて、仕事でここに来ているのは明らか。本来、大阪で堅気の仕事であるはずのぐすたふくんが、こんなとこに居るはずはありませぬもの(^^;;)。久しぶりの再開ではありましたが、時間もあまり無く、ちょっと言葉を交わしただけで別れたのだが、よくまあ、広い野外会場でばったりと出くわしたもんだ。これも何かの導きかもしれませんな。

ぐすたふくんは、一日目、関西からの一番の飛行機(神戸からしかないんですよ、これが)で北海道入りしたのだが、なんと真駒内から会場までは大渋滞。駐車場待ちの車の長い列で、びくとも動かず、会場入りできたのは1時半。そんなもので、札響の演奏は、くるみ割り人形の最後からしか聞けなかったです。

まずは、この演奏のことから書くと・・・・・一言で言うなら「パンチの効いた演奏」。これぞバレエ、というリズム感の横溢した楽しいもの。とにかく、ブラスが気持ちよく鳴ってて(ここらへん、やっぱり今の京響に似てるなあ)、対向配置で左手から中央に配されたバスもぶんぶん。このバス、聴いているときはPAのおかげとばかり思ってて、ああ、この野外コンサート会場のPAは秀逸だなあなどと思っていたところ、PMFOの1曲目を聴いて、あれれれれれ?・・・・とすると、札響のバス、PMFOよりもよく鳴っていたということか?失礼、御見それいたしました。「白鳥の湖」のフィナーレなど、なかなかの聞き物で、PMFOのショパンを聴きながら、あれだけの演奏をされたら、PMFOもつらいなあ、可哀想だなあ、などと思ってましたものね(笑)。

そんなもので、PMFOの演奏の話に飛んでしまうのだが・・・・1曲目のショパンは、このオケ、良く無かったです、正直。だから、そのときは、「毎年聴いているが、今年のPMFO、これまで僕が聴いた中で、下から数えた方が早い、そんな仕上がりと聴いた」と書こうと思ってたくらい(笑)。とにかく、アンサンブルが甘い甘い。加えて、管ではペットが無神経、などなど、あらが目立つこと目立つこと。

おそらくは、やっぱり練習が足りていない、ということに尽きるのかもしれないが、もうひとつには、ぐすたふくん、このオケ、「コンマスが機能していない」んじゃないか、と思うんです。これは、実は毎年思っていること。え?こんなところでどうして?というところでアンサンブルが乱れる、それはそのせいなんじゃないか、と思うんですよね。ここら辺、みんながイーブンで、ローテーションでポジションをこなす、PMFOの持つ根本的な問題のような気がして仕方が無いなあ。コンマスとは何か、という当たりをもう少し徹底したほうがいいのじゃなかろうか、などとえらそうなことをかいてしまう、不遜な極道中年オヤジを、若いプレーヤーの皆様、お許しくださいませ(m(_ _)m)

そんなもので、ショパンはひとえに、ピアニストの魅力に尽きる、といってよかったと思うなあ。2楽章の歌い回しなど「耽美的」という言葉がぴったりで、「痺れる」の一言。ただ、こういう「ラフマニノフ然とした」といってもいいショパンが、アリかナシか、という議論もあるのかも、と思っていた、というのも確かに僕の中にはありました。これを聴くと、ちょっと・・・と、こすもすは言うかもなあ、と。でも、ぐすたふくんは、アリ、と思いましたけれど。

で、ブルックナーです。

始まってすぐにわかったことは、今年のPMFO、昨年以上に強力なブラスセクションを有している、ということ(特にホルンセクションは強烈!!!)。一方、弦セクションではヴァイオリン群が若干弱い、という印象を受け、そんなオケが奏する1楽章は、「若いなあ」という印象が一番。

ところが、2楽章になった途端、このオケ、明らかに変わった、と聴きました・・・・こんな若いオケが、これほどまでに濃厚な「夜の音楽」を奏でようとは!!ヴァイオリンの音が1楽章よりもぐっと濃密さを増し、深い深い漆黒のトーンが立ち上る。そして、ワーグナーチューバの、この世の淵から突き上げてくるかのような、腹に堪える音の咆哮、その響きのすばらしさ。また、ヴィオラ群がぎゅっと目の詰まった響きで、これがこの「音楽の密度」をぐぐぐぐぐっと詰めてましたねえ。クライマックスでは、その闇を劈いて光が突如「横溢」。このサウンド、まさに「まばゆいばかり」。ただ、惜しむらくは、このティンパニ・トライアングルを戴いた頂点の後の、「後イキ」のようなホルン・ワグナーチューバのアンサンブル、もう一声耐えてもらえたら、もっと深い快感が得られたように思うのだが・・・しかし、これは欲のかきすぎかも知れませぬ(笑)。

そして、これで行くと、4楽章はとんでもないことになるに違いない、と思っていたら、案の定そのとおり。
強力PFMOブラス軍団、最初から全開バリバリ。「全開」どころか、ブルックナー、ここまでこんだけ吹いたらへろへろになっててもおかしくないこの4楽章においてすら、この連中、「全開」からさらに、さらに、さらにヒートアップ。こいつら、一体何者なんや・・・・そして、一体今、目の前で何が起こっているんや? 強烈な「生命」のエネルギーの奔流・・・・いや、これはもしかしたら、「生命」そのものではないのか? 彼らの「生」のエネルギーは臨界点を超えて、無限に無限に上昇を続ける。もっと行ける、もっと行ける、もっと行ける・・・・コーダの前、これでもか、これでもか、これでもか、と何度も突き上げてきた音塊は、最後の一撃でついに音楽の地平を突き破り、天空に向かって黄金に輝く「音楽の火柱」を吹き上げる・・・・その瞬間、確かに雷が、僕の頭から足の先までを劈いた、と思う。そんな彼らを、導師ルイージ、コーダはむしろ抑制気味、高貴かつ格調高く全曲を締めくくり、実に見事・秀逸の極み。

終演後の熱狂は前記事に書いたとおり。暗くなった会場、人はひとり、また一人と立ち上がり、惜しみない拍手を捧げる。若者は、晴れやかに立ち上がり、導師は彼らを称える。

この日・この時・この地に居合わせたことを感謝。そんな音楽をくれた彼らに感謝。その思いを共有できた、すべての人に感謝。そして・・・・今、ここに生きている、そのことをくれた神に感謝。
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コメント


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ぐすたふさま こんばんは

音楽以外にも、札幌の夜、いろいろな意見交換とかあったのでは勝手ながら拝察。もっとたくさん土産話があるはず、とねだっておきますね。

PMF大阪公演の日はダメ、というわけではありませんが、アジアユースの京都公演の初日を狙っております。
(恐らくはガラガラの会場にせめてもう一席埋めましょう、というわけ)

古都百話 | URL | 2010-08-04(Wed)02:49 [編集]


Re: タイトルなし

京都百科さん、こんにちは。千歳で飛行機の出発待ち、暇なので書いております(どこまでも極道です)。

> 音楽以外にも、札幌の夜、いろいろな意見交換とかあったのでは勝手ながら拝察。もっとたくさん土産話があるはず、とねだっておきますね。

また、京響でお会いした折に、としておきましょうか?いずれ、ゆっくり、お願いします。

> PMF大阪公演の日はダメ、というわけではありませんが、アジアユースの京都公演の初日を狙っております。
> (恐らくはガラガラの会場にせめてもう一席埋めましょう、というわけ)

アジアユースがあるのですか。浅学にして知りませんでした。また、スケジュールなど、チェックしておきまする。

ぐすたふ369 | URL | 2010-08-04(Wed)16:52 [編集]


ぐすたふさま 道中お気をつけられまして

京響、8月定期、行きます。行けるはずです。
10月31日、なんとしても行かねばなりません。
12月は17日の第九に行ければ・・・

今年はこれだけになりそうです。いずれの日かお会いできますことを。

古都百話 | URL | 2010-08-04(Wed)20:59 [編集]


東京公演を聴いて参りました

ぐすたふさんこんばんは!急遽予定をやりくりして、東京公演を聴いて参りました。若いパワー充分のPMFならではのうまさとエネルギーあふれる熱演を堪能しました。ただ、生命の奔流までには残念ながら達さなかった、という感じでした。札幌のあと大阪遠征、そしてすぐ翌日に東京遠征と、さすがの若者達も少々疲れが出た感じがかすかながらしました。ぐすたふさんの聴かれたのは、そう滅多に遭遇できない、まさに一期一会の演奏会だったのでしょう。

じゃく3 | URL | 2010-08-05(Thu)21:44 [編集]


Re: 東京公演を聴いて参りました

じゃくさん、こんばんは。

> ぐすたふさんこんばんは!急遽予定をやりくりして、東京公演を聴いて参りました。若いパワー充分のPMFならではのうまさとエネルギーあふれる熱演を堪能しました。

ありがとうございます。そこまで、私の記事を読んでいただきまして。

>ただ、生命の奔流までには残念ながら達さなかった、という感じでした。

そうですか、残念。仰るように、ちょっと疲れがでたかもしれませんね。
ただ、若いってすばらしい、と思いませんでしたか?

じゃくさんと、また演奏を共有できて、とてもうれしいです。

ぐすたふ369 | URL | 2010-08-05(Thu)21:49 [編集]


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