不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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今日の聴衆は「なぜ」これほどまでにここに集ったのか?・・・京響大阪公演

びっくりです。

大阪 ザ・シンフォニーホール
京響大阪特別講演
広上淳一指揮 京都市交響楽団
ピアノ独奏 アリス=沙良・オット
シベリウス:交響詩「フィンランディア」
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調作品16
シベリウス:交響曲第2番ニ長調作品43
(アンコール)グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」第4曲「アリア」

何がびっくりって・・・補助席全開、それのみならず最後尾には立ち見がずらり!!!なんだ、なんだ、なんだ、これは。京響の大阪公演ですよ?こんなに入ったことって、未だかつてあっただろうか(いや、ない:反語)。

タイトルにも書いたが、大植英次のブラームスチクルスですら補助席完売とならない今の大阪で、この入りを達成していること自体が驚異驚愕、あめあられ。これは、だれかが何かをしたからか?京響ががんがんに営業をかけたからか?そうでないなら、一体「なぜ?」。

その答えは、奈辺にありや・・・・だれか、教えてもらえません?

やっぱり、聴衆と言うのは、気まぐれかもしれないが、嗅覚は確かなのかもしれない。馬鹿にしてはいけない、ということなんでしょうねえ。

しかしまあ、今日の京響、鳴ること鳴ること。というより、京都コンサートホールで、実はここまでがんばってはった、ということなんかなあ、と思ってしまいました。1曲目のフィンランディアの出だしからして、ひえええ、すごい音。バスもぶんぶん、がんがん、であります・・・・ここまで鳴らしてたんか、ホンマは。聴きながら、いやいや、そこまでがんばらんでも結構でっせ、ここは京都コンサートホールやあれへんねんから、と声をかけたくなってしまいました(笑)。

逆に、ここまでブラスが鳴ると、シンフォニーホールでは「うるさい」くらい。もうちょっと、菊本君、ベルを下げて、お願い、と思ったのも初めての経験。

ともあれ、一昨日のあれは「京都コンサートホール現象」であったと確信したのも事実。だって、このホールでは、全然問題もなく音楽が「穴にはまる」。弦も、ぶんぶんのバスの上にしっかり乗って良く通る。だからですねこれだけ通ってるから、そんなに必死になって弾かなくってもいいんですって、もっと力を抜いて、音が濁るから、とこれもまた声をかけたくなってしまいました(再び笑)。

この強力ブラスはメインのシベ2でも炸裂。4楽章など、それこそ北欧神話のオーディーンが如くに天空にとどろくサウンドを響かせ、これがまたコーダでさらに音量が大きくなったのには、度肝を抜かれました。どこまでいけるんや、この人たち。

広上さんも、もう全開バリバリに鳴らせ鳴らせと。バスも出る出る、唸る唸る。そして、その一方で、各所・各パートの入りを際立たせること際立たせること。だから、とにかく「雄弁極まりない」です。こんなシベ2、かつて聴いたことがあっただろうか。

迫力や演奏効果という点では、一種行くところまで行った感のある演奏で、ただただ「圧倒されました」。会場の終演後の熱狂もすさまじかったですね。

アンコールの「アリア」も、まるで「スカンジナビアン・ストリングス」、冷涼な肌触りの下に熱いハートを内包した素晴らしい響きを聴かせ(中間部におけるストバイの、ハイBの「泣き」は絶品でした)、一昨日以上の出来。

ただ、一緒に行ったこすもすは、「シベ2でここまでやらいでも・・・できたら、もうちょっと、弦の響きを整理して、渋いところも聴かせてほしかったなあ」とのたもうておられましたが。まあ、そういう感想もありかなあ、と思う演奏だった、ということですね。

ピアノ協奏曲は、ソリストがだいぶ広上さんや京響と打ち解けた感じがでてきて、それがプラスになっていました。音楽に、より広がりが生まれた感じでしたね。ただ、前にも書いたように、音楽が高揚してくると、「音楽が窮屈になってしまう」感じがするのは一緒。これ、僕には分らなかったのだが、ピアニストこすもすによると「音楽が高揚すると、この人、手が’バッタ’になってしまって、上手く力が指先に伝わらなくなっている」ようで、なるほど、ぐすたふくんの印象と一致しますね。ここらへん、次に聴かせてもらう時にどうなっているか、楽しみにしたいと思います。(ピアニストこすもすは、彼女が素足でペダルを巧妙に操っていることにも言及し、ぐすたふくんを驚愕させておりました。さすがは、ピアニストですね、見るところが違う)

「京都は近いですから、ぜひお越しください」と広上さん。いえいえ、そんなこと言わず、これだけ客がはいるんですから、大阪定期構想、是非ともよろしくお願いします。
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コメント


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自分もいってきました

すごかったですね。自分はフィンランディアで鳥肌でした。凄い世界がひろがりましたね。
交響曲2番はブラスセクションはさすが京響!ホルンがこけない!こけるホルンを見慣れた(誰のせいや~~)自分にとっては驚愕でした。ただ、やりすぎ感も否めず・・・とくに弦パートは音が濁って聞こえてなんで???って思っていました。うまいんやろうけど・・・音が濁る・・・、なぜ?
グスタフさんの指摘で目が覚めました。京都コンサートホールでの感覚でやるからなんですね!あそこのホールは確かに。。。シンフォニーホールって恐ろしいホールですね。

アリスさんはオケのほうかなり見ていましたよね。なんか
あってなかったのでしょうか?やっぱりペダル!まさかとは思っていたのですが、いかんせん2階席で・・・。
個人的にはモーツァルトの15番から19番まであたりやったら彼女面白いのではと思ってしまいました。ぐすたふさんいかがでしょう?ただし、オケはセンチュリー・沼尻で。わが大フィルは・・・。

けんちゃろ | URL | 2010-07-19(Mon)19:19 [編集]


アリスは綺麗だった

僕も京都市交響楽団 大阪特別公演を聴いてきました。

http://hccweb6.bai.ne.jp/waiwai/concert2010.htm

京響と広上もすごかったがアリスもすごかった。

わいわい | URL | 2010-07-19(Mon)20:23 [編集]


Re: 自分もいってきました

けんちゃろさん、こんばんは。コメントありがとうございました。行かれてたんですねえ。大阪の聴衆、かなり今回参集したようで、やはり評判、口コミなんでしょうか。

> すごかったですね。自分はフィンランディアで鳥肌でした。凄い世界がひろがりましたね。

これが、京都ではたいしたことなかったんですよおおお。不思議ですよねえ。

> 交響曲2番はブラスセクションはさすが京響!ホルンがこけない!こけるホルンを見慣れた(誰のせいや~~)自分にとっては驚愕でした。

わははははははははははは・・・・・みんな同じこと思ってるんですねえ(苦笑)。大阪の聴衆は、こういうブラスを渇望していたのではないでしょうか。私は前から知ってましたけど(ちょっと自慢)。

>ただ、やりすぎ感も否めず・・・

これも、その通りですね。ちょっと、と思った人がいてもおかしくないでしょう。

>とくに弦パートは音が濁って聞こえてなんで???って思っていました。

上手く通る時もあるんですよ。これがここの弦のもどかしいところで・・・・だから、京都コンサートホールでばかりやってたら、ダメなんですって。昔とあるところで「京響は、このホールの特質を心得ていて、悪く言えばそれでうまく誤魔化すすべも身につけている」と書いていた文章を読みましたが、これも、僕はその通りだと思います。あのホールのがんがんの間接音と、後ろからの強力ブラスの音の影に隠れて、こしょこしょってやる癖がついちゃってる気がします。だから、シンフォニーホール定期を年に数回やりなさい、京響、と心から言っておるわけです。

> 個人的にはモーツァルトの15番から19番まであたりやったら彼女面白いのではと思ってしまいました。ぐすたふさんいかがでしょう?

いや、モーツァルトを弾くにはちょっと。むしろ、ベートーヴェンの3番と4番がいい、と思いますが、いかがなものでありましょうか?

ぐすたふ369 | URL | 2010-07-19(Mon)21:40 [編集]


Re: アリスは綺麗だった

わいわいさん、お久しぶりです。

> 僕も京都市交響楽団 大阪特別公演を聴いてきました。
>
> http://hccweb6.bai.ne.jp/waiwai/concert2010.htm
>
記事、拝見しました。一応、京響も上手いですが、大フィルも「いい」です、と突っ込みは入れさせてください(笑)。

ここまでキャラが違うフルサイズオケが、二つもある関西、という認識を多くの人に知ってもらいたい、と以前より切に願っておりました。

ここで、声を大にして、皆さんに呼びかけたい気持ちです。

ぐすたふ369 | URL | 2010-07-19(Mon)21:44 [編集]


ぐすたふさま ありがとうございます

立見が出たなどと聞きまして、ちょっと眼がうるんだりしましたが、長いコメントは、またすこし時間を置きまして、打たせていただきますれば。

重ねてありがとうございます。

古都百話 | URL | 2010-07-19(Mon)23:28 [編集]


Re: タイトルなし

京都百科さん、こんばんは。

> 立見が出たなどと聞きまして、ちょっと眼がうるんだりしましたが、長いコメントは、またすこし時間を置きまして、打たせていただきますれば。

せっかく大阪の聴衆の知り合いの方々も参集していただいて盛り上がっておりますので、もう少し盛り上がりましょう。

今日はもしかしたら、京響にとって記念すべき日になるかもしれません。

ぐすたふ369 | URL | 2010-07-19(Mon)23:48 [編集]


 自分は結局行けませんでしたが、2日前にホールに問い合わせをしたら、席を選ばなければチケットはまだまだあるげな返答でした。1週間前の京響のメールマガジンもチケットがまだまだあるような感じでしたし、おそらくたぶん主催者の想定を遥かに上回る数の当日券が出たんじゃないでしょうか。
 ノルウェーのオケでも振っていた広上さんの自家薬籠中のシベリウス、聴きたかったです。

ヒロノミンV | URL | 2010-07-20(Tue)00:00 [編集]


Re: タイトルなし

ヒロノミンVさんこんばんは、コメント感謝です。

>  自分は結局行けませんでしたが、2日前にホールに問い合わせをしたら、席を選ばなければチケットはまだまだあるげな返答でした。

一昨日の京都では、もう少しで完売、と言ってました。チケットは基本的に今回の場合シンフォニーホールが全部握っているという格好でしたから(京響は手伝うような格好)、そんな返事になったんでしょうけど、実際には当日券はほとんどが立ち見になったと思います。

聴衆の方も、京響でまさかこんなことになってるとは思っても見ず、当日券でなんとかなるやろと高をくくっていたと思われますね。来年からは、早いもん勝ちですな。

>  ノルウェーのオケでも振っていた広上さんの自家薬籠中のシベリウス、聴きたかったです。

広上さんがここまで北欧ものの聴かせ方を心得ているとは思いませんでした。タコの人、とばかり思っていたので(笑)。京響の売りは、タコと北欧と英国もの、と聴衆は心得るべき、と確信した次第です。

ぐすたふ369 | URL | 2010-07-20(Tue)00:36 [編集]


やつとご返事

ぐすたふさま

2010年の京響大阪公演の記事、ありがたく、ありがたく拝見しました。当日、会場には行けず、みなさんの感想だけが頼りだつたのです。音が大きすぎて繊細さがもうすこし、という評言もあちらこちらで見ましたが、満席補助席の上に熱狂的な拍手はたしかに起こつたこと。目潤みました。

ところで、お書きになつておられた、満席の理由は奈辺ありやの件、迂回しながらですが、そのあたりをまず。

広上さんは客演指揮者の選曲に大らかで、大らかである以上に寛容で、お好みの曲をまかせてしまう。高関さんのときなど、弦楽プルトは各1増し、練習も一日増しで、その上カントク自ら本番臨席ですよ。ご自分は客演の後から選曲しているのではないか、と思うほどで、協奏曲の伴奏も無理には頼まない。結果、客演はまかされた仕事に集中し、定期公演に谷間がない。その上で、独奏者の予算をカントクが潤沢につかつておられるのでは。

東京にはバボちゃん。大阪には蟻巣・皿ちゃん。まづそれで集客の底を確保する。そしてあとは評判が人を呼ぶといふことでしょうか。

ところで音量のこと。練習でも、大きいなあ、と感嘆していましたが、余裕のある音量が表情のあるppを作るといふ点から挑まれたのかもしれませんし(来年の『画家マチス』にも必要)、最近は繊細さに注意が行き過ぎて、このあたりで開放的な方向も必要だと思われたからかもしれませんし、それともシベリウスには大音量が必要だということかもしれませんが、(下記参照くださいませ)

http://musikverein-kyoto.blogspot.com/2010_01_01_archive.html

いづれにしても、今回は意図してのことだつたのは確かなんでせう。

さて大阪定期。カントクの中には、京都といふ地域で、京都コンサートホールをどんな風に染めれば、京響のホームとして機能するか、ということが、第一にあるのでは、と思います。そういうことからすれば、人集う北山、が一番なのではないでせうか。京都で京響が生きて行くには、なんとしても定期の二日公演が念頭にあるのでは。

古都百話 | URL | 2010-07-21(Wed)01:11 [編集]


Re: やつとご返事

京都百科さん、おはようございます。

> 東京にはバボちゃん。大阪には蟻巣・皿ちゃん。まづそれで集客の底を確保する。そしてあとは評判が人を呼ぶといふことでしょうか。

確かに、アリス・沙良人気、あったかもしれませんねえ。でも、それ以上に、今、広上人気、があるように思いますが、それが今、どうして、と思ってしまうのは、私だけでしょうか?龍馬伝の影響もあるのでしょうか?

> それともシベリウスには大音量が必要だということかもしれませんが、
> いづれにしても、今回は意図してのことだつたのは確かなんでせう。

あきらかに広上さん、確信犯でしたね。しかしまあ、この「ショスタコ並みの大音量」、ホントのショスタコでやったらどないになるんや、と逆に興味津々になりましたが。
>
> 京都で京響が生きて行くには、なんとしても定期の二日公演が念頭にあるのでは。

広上さんは、そう思ってはるでしょうね。でも、そのためには定期会員が増えないと。1日公演が一杯になってくると、会員になって席を確保しよう、という動きが出てくるはずで、来期にどうなるか、でしょうね。そのためには、広上さん、長期政権を担保していただかないと、と思います。

ぐすたふ369 | URL | 2010-07-21(Wed)06:41 [編集]


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