不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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今回はやはりターニングポイントか・・・大フィル定期

ベスト・オブ・ベスト

大阪 ザ・シンフォニーホール
大フィル第440回定期演奏会(2日目)
大植英次指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
シューマン:交響曲第2番ハ長調作品61

嫌味なクラオタ、ぐすたふ君としては、なにがしかのケチをつけようとして臨んでいたとしても不思議はない今日の演奏会だったのだけれど・・・・いや、これ、二日ともこの出来でそろえてきたのは、少なくとも僕の知る限りでは、無い、と思います。というより、大植さん絶好調のころは、とても二日とものチケットなど手に入らなかったわけだけだけど。

僕が二日ともを聴こうとするようになったのは、ちょうどあのブラームス4番のとき。あのときは、あらかじめ二日ともチケットを購入していたのだが、なんとあのアクシデント。そして、そのあとは、これまで書いてきたとおりなのだが・・・・

みんな、今回の演奏のことを知っているのだろうか?なにが起こったか、知っているのだろうか?

バルトークは、さらにブラッシュアップ。特に今日は、昨日に書いたような若さに連なっていくようなエナジーや切れ味といったもののみならず、バルトークの描く濃密な闇の美しさにはっとさせられる。大フィルの演奏精度も、さらに向上。

そして、シューマン。印象としては、バルトークで力を使いすぎた分、演奏精度、という点からは昨日の方がいい出来だったかもしれないな、とも思いました。でも、音楽はさらに、今日の方で深みを増していてですね・・・・明らかに3楽章、昨日よりテンポは遅めで、慟哭の表情はさらに、激情の度を増し・・・そして、4楽章、最後のコーダのコラールの旋律は、「神々しい」という言葉以外にどう表現してわからないくらいの輝きを持って、ホールに降り注いで・・・・舞台が明るさをその時増したように感じたのは、僕だけだったろうか?

シューマン終演後の拍手の入りも、良かった。完璧です。会場の拍手の温かさ、舞台との間の無言の交歓の時間の充実感・・・ああ、これだよね、これが本当なんだよ。

もしかしたら、これが新たな始まりなのかもしれない。まだ、僕たちはさらなる高みを目指せるのかもしれない。

今回の演奏を聞きそびれたひとに言いたい。聴き逃しては、いけない。見逃してはいけないです。

8月のブラームス、人々よ、集いたまえ。

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コメント


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確かに!

ぐすたふさん。

おっしゃるとおり。やはりターニングポイントですよね。
明らかにここ2・3年とは違ってきますよね?

少し人工的な味が薄くなってきているように感じます。

バルトークは第4・5楽章特に5楽章にノックアウトです。

シューマンも3・4楽章で完全に心が連れ去られました。

定期2日目の客層いいですよね?ここ数年フライング拍手やブラボーが少ないように思います。演奏後の余韻を楽しむ
雰囲気があるように思うのですが、私だけでしょうか?
聴衆が芸術を育てる。そういう、オケとファンの関係になれたらいいですね。

けんちゃろ | URL | 2010-07-10(Sat)14:49 [編集]


Re: 確かに!

けんちゃろさん、こんばんは。

> おっしゃるとおり。やはりターニングポイントですよね。
> 明らかにここ2・3年とは違ってきますよね?

ここ2・3年にもなるのかなあ・・・・そうですね、今演奏会のリスト、見直してみたら、あのブラ4は、2007年の6月の出来ごと。いつの間にか、それくらいの時間が経ってしまったんですねえ。

その年度の後半は絶不調、翌年度の後半にはあのマラ5がありましたね。

> 少し人工的な味が薄くなってきているように感じます。

仰る通りで、マラ5に続く昨年度は振りかえってみるとやはり苦闘しておられたのかもしれない、と思います。今年度、コープランドから何かが変わった、そして、今回はっきりと上昇へと機首が向いた、と感じます。

> バルトークは第4・5楽章特に5楽章にノックアウトです。

5楽章を聴いたとき、僕はこの人のこれが聴きたかったんだ、と胸が熱くなりました。

> シューマンも3・4楽章で完全に心が連れ去られました。

音楽が何かの事件を歴史に刻むことがあるとするなら、この3・4楽章はまさにその瞬間だったように思います。この場に居合わせた私たちは、歴史の証人だと思います。

> 定期2日目の客層いいですよね?ここ数年フライング拍手やブラボーが少ないように思います。演奏後の余韻を楽しむ雰囲気があるように思うのですが、私だけでしょうか?

いえ、同感です。

> 聴衆が芸術を育てる。そういう、オケとファンの関係になれたらいいですね。

そうありたいものです。私もまた、聴衆としてさらに成長していきたい、と切に願います。

ぐすたふ369 | URL | 2010-07-10(Sat)19:24 [編集]


神々しかったです

 こんばんは。僕は2月のアルペン以来の大フィルでした。信じられないような澄んだ音楽に息を飲みました。汗を飛び散らせてオケを引っ張る大植さん&大フィルも好きでしたが、今回は大植さんのパッションがすべて受け止められて、何倍にもなったエネルギーが音楽となって神々しく放射されてるような感覚になりました。

ヒロノミンV | URL | 2010-07-10(Sat)23:32 [編集]


Re: 神々しかったです

ヒロノミンVさん、お久しぶりです。コメントいただけてうれしいです。

> 何倍にもなったエネルギーが音楽となって神々しく放射されてるような感覚になりました。

「神々しい」という言葉が、僕も最もしっくりくる、と思います。光が降りてくるのが、見える気がしました。

こんな風に、同じ思いをここで共感できること、本当に幸せだなあ、と思います。昨年のハノーファーのマラ9以来、じゃないでしょうか?大フィルでは、もしかしたら久しぶりかもしれないです。

8月、ブラ2にみなさん、行きましょう!

ぐすたふ369 | URL | 2010-07-11(Sun)00:09 [編集]


ぐすたふさま こんばんは

昨日は黒川侑さんのリサイタル。全霊で聞いたかのような、バッハ、ブラームス、シベリウス、サンサーンス、サラサーテ、フォレ、でした。これから記事を書きます。

しかしブラームスの二番は気になりますねえ。着任の年のを聞いてますから、なおさら。

行こうと思って行けない日でもない、という微妙なところ・・・

古都百話 | URL | 2010-07-11(Sun)00:15 [編集]


Re: タイトルなし

京都百科さん、こんばんは。

> しかしブラームスの二番は気になりますねえ。着任の年のを聞いてますから、なおさら。
>
まったく、まったく、まったく、その通りです!!あれから、8年の歳月が流れました。あの、あちゃちゃあブラ2、大植英次空回りのブラ2、その後に長原幸太がやってきて、ショス7の爆発、マラ6での突進、このままいけるかと思いきや、あのブラ4があって、そして・・・・・

今年は、行きます。どこまでも付いていきます!!

・・・でも、おおさかクラシックは、ちょっと遠くから成功を祈らせていただきます(笑)

ぐすたふ369 | URL | 2010-07-11(Sun)00:34 [編集]


さらなるところへ

ぐすたふさんこんばんは。
シューマンの演奏会の一連の記事、ただただ読ませていただきました。

何年か前に、ぐすたふさんがブログに書かれた「どこまでも付いていく」宣言、とても印象に残っています。そしてそれを雨の日も風の日も、有言実行してきたぐすたふさん。進化し続ける大植英次と大フィル、その前進も停滞も、しかと受け止めてきたぐすたふさん。そうし続けてきた方の言葉だからこそある、ずっしりとした重み、深み。

大植さんと大フィルは、幸せだなと思います。
ぐすたふさんをはじめとする、すばらしい聴き手がいるんですから。
ぐすたふさんも、幸せだなと思います。
ここまで打ち込めるだけの類い希な音楽家が、同時代に、すぐそばにいるんですから。

いささか大袈裟ないいかたかもしれないけれど、
実存をかけて演奏される音楽を、実存をかけて聴く。それを継続していく素晴らしさを、ぐすたふさんのブログはいつも知らしめてくれてます。

大植さんと大フィルとともに、さらなるところへ!

じゃく3 | URL | 2010-07-12(Mon)23:40 [編集]


Re: さらなるところへ

じゃくさん、過分なお言葉、ただただ恐縮です。

これからも精進したいなと、改めて思いました。本当に、ありがとうございました。

ぐすたふ369 | URL | 2010-07-13(Tue)00:24 [編集]


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