不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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ウィンド・シンフォニーの絶品!!未だ知らぬ世界に接する喜悦・・・大阪市音楽団定期

感動しました、ホント。

大阪 ザ・シンフォニーホール
大阪市音楽団第100回定期演奏会
秋山和慶指揮 大阪市音楽団
ヨハン・デメイ:交響曲第1番「指輪物語」
ジェイムズ・バーンズ:交響曲第3番
(アンコール)タイケ:マーチ「旧友」

実は、これ以外に平松市長指揮によるリード作曲オープニングファンファーレと大栗裕編曲大阪市歌っていうのがあったんですが(笑)。「いやだと断ったんですが、どうしてもと言われて・・・」といいつつ、うれしそうでしたねえ。まあ平松さん、ほんとに音楽がお好きなようで。こんな市長を持って、大阪の音楽ファンは幸せであります。

実は、ぐすたふくん、プロのウィンド・オーケストラを聴きに来るのは初めて(厳密に言えば、佐渡さんのヤングピープルズコンサートでシエナの演奏を聴いたことが1度だけあるけれど)。いつものシンフォニーホールとは客層が違いますね。年齢が明らかに若い!!制服姿の高校生も一杯だし。大フィルの会場で見かけるような年配の方はほとんどいません。

さて、前半の「指輪物語」を聴きながら、少々斜めに構えたぐすたふくんが何を考えていたかというとですね・・・

「最初のファンファーレには度肝を抜かれるなあ・・・素晴らしいサウンドや。でも、料理でもそうやけど、いくら美味しいものでも”いきなり美味しい”のも考えもんやで。この輝かしいサウンドの魅力は十分以上だけど、ウィンド・オケの音色や表現力、シンフォニー・オーケストラに比較するとやや幅が狭いと言わざるを得ないんじゃないかなあ。だから、’シンフォニー’という長丁場、これを乗り切るに若干不足する面があって、聴いている方がそのうちに飽きちゃったり、あまりの大音響に辟易したり、そんなところも無きにしも非ず、やねえ」なんてこと考えてたんですよ。ああああ、いつもながら極道中年おじさんだわ!!

でも、後半のバーンズの3番を聴いて、いきなりぶっ飛び・・・・ええええ、こんな曲があったとは!!!知らなかったなあ・・・・良かった、聴きに来て。来なかったら、一生知らずに過ごすところだったです。

この曲、明らかに違う。図抜けている。全体を貫く劇的構成、抜群の演奏効果、そしてそこに盛られた音楽内容の精神性・・・・どれをとっても、超一級。特に、3楽章の「ララバイ」の胸を打つ美しさ(ウィンド・オケならではの、エメラルドグリーンの風の様な涼やかなテクスチュア)、4楽章の飛翔するが如くの爆発的エネルギー(これもブラス・アンサンブルならではのパワフルな音圧のなせる技)・・・・どちらも絶品。これに胸揺さぶられない人がいるだろうか。

4楽章の最後、軽やかに疾走するメインテーマの滑走路の上を、「神の子羊」のコラール旋律が、ブラスの黄金の羽を一杯に広げて舞いあがった時、ぐすたふくん、不覚にも涙が・・・・いやあ、感動的ですねえ。

しかし、この4楽章、めちゃくちゃ難しい!!!早い上に、パッセージの跳躍の大きいことと言ったら・・・・はああああ、と口あんぐり状態。それをまあ、お見事です、大阪市音楽団。ホルンも、ペットも、ボーンも、チューバも、よくぞこのパッセージを吹きこなしはりました、脱帽。拍手喝采、雨あられ。演奏後のブラボーもすごかったなあ。

この曲、大阪市音楽団が世界初演したんですってねえ。こんな巧いバンドが大阪にあったとは・・・・知らないこととはいえ、自分の無知を恥じることしきり。

帰ってきて、iTuneで検索して陸上自衛隊中央音楽隊の演奏をダウンロードして繰り返して聴いてるのだが、正直いって物足りない。今日の演奏のほうが、100倍良かったぞ。編成もどうも今日のものより小さいような気がするなあ。

今日の演奏、テレビカメラで録画してたし、補助マイクも林立、CD録音もしてたように思われる。出たら買うぞ!!、放送も絶対見るぞ!!!と心に決めたぐすたふくんでありました。




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コメント


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「市音デビュー」歓迎します!

ぐすたふさん、遂に市音を聴かれたのですね。とても嬉しいです。

ぐすたふさんの感想を拝読して、長年の市音ファンとしては「当然です。市音は本当に凄いんです」と胸を張りたい気持ちでいっぱいです。これぞ「大阪の文化」でしょう?大フィルの弦に市音の管が加われば日本一のオケになるでしょうに……。

バーンズのシンフォニー(大傑作!)は市音が世界初演しました。その翌年に「ニュー・ウィンド・レパートリー 1997」としてセッション・レコーディングされています。定期演奏会は毎回ライヴ・レコーディングされるので次回の定期くらいにはCDが発売されていると想います。なお、今回はNHKによりテレビ収録もされ、BS「クラシック倶楽部」で放送されるそうです(スタッフの方にお聞きしたところ、9月以降になるとか)。

ぐすたふさん、次は「大阪交響楽団定期演奏会」でお待ちしております。

雅哉 | URL | 2010-06-12(Sat)23:03 [編集]


ぐすたふさま こんばんは

聞かなきゃ損、損
ですね。

実は一度だけ大阪市音楽団、聞いております。1995年ごろ、ユン・イサンの曲があったので、聞きに出かけておりました。金洪才さんの指揮。
上手いじゃないか、というのが感想。しかしどんな演奏会だったかは、フェスの二階で聞いた事以外、今はほとんど忘れていて、残念に思います。

古都百話 | URL | 2010-06-13(Sun)00:32 [編集]


Re: 「市音デビュー」歓迎します!

雅哉さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

> ぐすたふさんの感想を拝読して、長年の市音ファンとしては「当然です。市音は本当に凄いんです」と胸を張りたい気持ちでいっぱいです。これぞ「大阪の文化」でしょう?

いや、御見それいたしました。降参です。この「財産」、やはり大阪としては大切にすべきですね。

> なお、今回はNHKによりテレビ収録もされ、BS「クラシック倶楽部」で放送されるそうです(スタッフの方にお聞きしたところ、9月以降になるとか)

そうですか。私も、思わず、「いつ放送ですか?」と訊いてしまいました(笑)。私の尋ねたスタッフの方は、「さあ・・・」という返事でしたが。

ウィンドアンサンブル、ブラスバンドも確かに、特有の魅力を有している、と思います。今回、そのことを再認識できたのは得難い機会でした。

ただ、アマチュアオケ畑を歩いてきた身としては、ブラス出身の人々の、「演奏の優劣を決める」、もしくは「決めようとする」、という姿勢に、反感を覚えることが多々あります。これは、「コンクール」の存在がもたらす、負の側面ではないか、と強く感じることがあります。音楽に「優劣」という尺度を持ち込むことは、あまりなじまない、と私は思っているからです。

雅哉さんのコメントには、直接関係がなく、申し訳ありません。ただ、どうしても今回、ブラスバンド、もしくは、ウィンドアンサンブル、といわれるものの演奏会に行く、となると、いままで私が内に抱えていたわだかまり、というものを吐き出したい衝動に駆られてしまいます。

それは、やはり、ブラス出身者から多く感じる上記のような「コンクール症候群」といっていいような違和感です。私は、これまでいやな思いを幾度となくさせられてきたがために、この分野を意識的に避けてきたと思います。

音楽には「優劣」など無い、と思います。なんどもなんどもつっかえながら引かれる4歳の子供のピアノにも音楽があるように。

ずれたレスになってすみません。ただ、今回の演奏を聴きながら、フラッシュバックのように自分の中に沸き起こる、怒りに似た感情に自分でも戸惑っている、というのが正直なところです。よっぽど、出会ったブラス出身者がロクでもない野郎で、不幸だったんだろうなあと思っていただいて、ご容赦いただければ、と思います(笑)。

また、私と吹奏楽との間に幸福な出会いがあることを、そして吹奏楽経験者とオーケストラ演奏との間にも幸福な出会いがあること・・・私はそれを祈念します。そうして、みなで「音楽」文化を盛り上げていければ、と思います。

ぐすたふ369 | URL | 2010-06-13(Sun)00:53 [編集]


Re: タイトルなし

京都百科さん、こんばんは。

> 実は一度だけ大阪市音楽団、聞いております。1995年ごろ、ユン・イサンの曲があったので、聞きに出かけておりました。金洪才さんの指揮。

今回、プログラムにこれまでの定期演奏会の全プログラムが載っていて、それを見たところ、金さんが存外に振っておられることを知って驚いた所です。

金さん、私、その棒の下で演奏をしたことがあり、穏やかで真摯な人柄に、本当に感服した思い出があります。

ユン・イサンの曲、これまで生で聞いたことがありません。金さん、どうしてはるのかなあ。また、やってくださるなら、大フィルでも市音でも、一も二もなく馳せ参じますのに。

ぐすたふ369 | URL | 2010-06-13(Sun)01:00 [編集]


オーケストラ vs. 吹奏楽

ぐすたふさんが感じておられる「コンクール至上主義」に対するアレルギーも理解出来ます。ただ吹奏楽がそうなったのにも大きな理由があります。

現在、日本オーケストラ連盟には31団体が登録しています。つまりそれだけプロの楽団があるということですね。一方、吹奏楽のプロ楽団は市音と東京佼成、シエナ、フィルハーモニック・ウインズ 大阪、東京吹奏楽団の5つくらいしかありません(自衛隊や消防、警察は除く)。結局、日本の吹奏楽を牽引して来たのはアマチュアなんですね。

毎年開催される全日本吹奏楽コンクールの出場団体は総計で1万を超えています。アマ・オケの比じゃありません。そしてそれだけの団体を差別化し、価値を決める基準はコンクールしかないのです。

「音楽に優劣はない」ごもっともです。コンクールの功罪は当然あるでしょう。でもその切磋琢磨が日本の吹奏楽を世界トップクラスにまで引き上げたことは紛れもない事実なのです。だってプロ・オーケストラの楽員だって殆どの人がコンクール経験者なのですから。

雅哉 | URL | 2010-06-13(Sun)01:25 [編集]


Re: オーケストラ vs. 吹奏楽

雅哉さん、こんばんは。

仰られているのは、理解できます。実際、合唱分野でも日本は世界のトップクラスです。これに貢献しているのは、やはりNHKの合唱コンクールでしょう。でも、合唱分野の人々と付き合っていて、吹奏楽ほどには「優劣感」「序列感」を感じることはありませんね。だから、コンクールが悪い、というのは言い過ぎかもしれません。

ただ、音楽の尺度は一つではない、ということを、わかってほしいなあ、と思うことが非常に多い(多かった?)のが、私には吹奏楽出身の人々だったですね。ことあるごとに、金賞だの、銀賞だの、そんなことばかり口にする人が多く、私は閉口したものです。

切磋琢磨は必要ですが、価値観はひとそれぞれであることも忘れたくないものです。



ぐすたふ369 | URL | 2010-06-13(Sun)02:14 [編集]


業務連絡

こんにちは。

拙blogから、こちらの記事へリンクを張らせて頂きました。同時にトラックバックを送ったのですが、受け付けてくれないみたいです。

雅哉 | URL | 2010-06-13(Sun)11:24 [編集]


Re: 業務連絡

雅哉さん

> 拙blogから、こちらの記事へリンクを張らせて頂きました。同時にトラックバックを送ったのですが、受け付けてくれないみたいです。

リンクありがとうございました。設定で、「本文にリンクのないトラックバックを拒否する」になっていたので、解除しました。よろしければ、もう一度トライしてみてください。

ぐすたふ369 | URL | 2010-06-13(Sun)12:43 [編集]


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