不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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メンデルスゾーンB級交響曲でも沼尻竜典にかかると・・・・センチュリー定期

おそくなりました(^^;;)

大阪 ザ・シンフォニーホール
センチュリー第151回定期演奏会
沼尻竜典指揮 大阪センチュリー交響楽団・合唱団
びわ湖ホール声楽アンサンブル
高橋悠治:大阪1694年(委嘱初演)
メンデルスゾーン:交響曲第2番変ロ長調「賛歌」

前半の高橋悠治作品については、あまり書くことはありません。高橋さんの曲自体、僕があまり好きではない(聴いてて全然楽しくない)というのが一番かも知れない。前回は、いまから10数年前、フェスティバルホールであった、坂本龍一とのコラボ、「マタイ1999」だったけれど、この時の人を喰ったようなピアノソロ(他の人たちのかなり力の入った作品に比較すると余計に)も、はあああ?という感じだったが、それは今回も同じ。

筆に墨を付けて、ふううっと息を吸って、おもむろに書をしたためる、といった音楽が14曲続くのだが、はっきり言って退屈。最初の3曲で飽きちゃいます。眠い眠い。最後の、芭蕉の有名な「旅に病んで」の句につけられた音楽が、バスドラの一撃で始まるあたり、マーラーの10番の最終楽章を明らかに意識・踏襲していて、そのあとの音楽の透明さもおそらくこの曲を本歌取りしていると思われ、ここは大変興味深かったが、それだけ、ですね。もっとコンパクトでいいと思いました。

久しぶりに見る高橋さん、いつもながら変なファッションでしたが、さすがに年をとりはりました。前衛の終焉というものを感じる思いがしたのは僕だけかなあ。

後半の「賛歌」は、期待を裏切らない出来。さすがは沼尻君です。彼、よっぽど声楽の入った作品が好き、そして得意なんでしょうな。

この曲をB級交響曲と言うと怒られるかもしれないけれど、やっぱり冒頭の「都の西北」を思わせるクサイメロディー、これがB級テイスト満載なんですよねえ。最後の最後のいいところでこのメロディーがおもむろに再帰するところなど、いつもCDを聴いてて脱力を覚えるが、今日は思わず大笑い。演奏会場でなかったら、大声あげて爆笑しましたって。

でも、それを恥ずかしげもなくきっちり大見えを切るのが芸人というもんであります。沼尻君、流石でありますねえ、ここから聖俗併せのむ度量の大きさをみせてスケール感を演出するところ、感服いたしました。巧い。

巧いと言えば、今日の合唱、さすがはセンチュリー合唱団とびわ湖ホールアンサンブル、極めてレベルの高いもの。特に、中間部の「すべてを神に感謝せよ」で突然出現するアカペラ、これが美しいのなんの。この曲の最高の部分は実は合唱の扱いにあると思うのだが、生で初めてわかるその響きの質感、聴かせていただいたことは正直、感謝、でありますね。二度とこの曲、聴くことがあるかどうか・・・・そう思えば、無理してでも来たかいがあったと思いました。

せっかくの沼尻君、僕としてはこの路線で突っ走っていただきたいものであります。「オラトリオ」路線ですね。同じメンデルスゾーンでは「エリア」もあるし、エルガーの「ゲロンティアスの夢」だとか、ストラヴィンスキーの「エディプス王」なんかやってもらえないかなあ。多分、彼がやらねば、大阪でかかることは絶無に近いでしょうしね。

これからも期待してます。よろしく。

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コメント


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こんばんは。いよいよセンチュリーのスポンサー探しのタイムリミットが来月に迫ってきましたね。

とろろでぐすたふさんにお尋ねしたいのですが、今シーズンからセンチュリーの定期会員数がガクッと減ったという話を耳にしたのですが、本当でしょうか?

雅哉 | URL | 2010-05-15(Sat)18:07 [編集]


Re: タイトルなし

雅哉さん、こんにちは。おひさしぶりです。

> とろろでぐすたふさんにお尋ねしたいのですが、今シーズンからセンチュリーの定期会員数がガクッと減ったという話を耳にしたのですが、本当でしょうか?

そう言われて、今、会員数を数えてみました。580人あまり。昨年が、660人くらいですから、約70人程度減った勘定になりますね。一割程度・・・・これを「がくっと」と思うかどうか。ただ、賛助会員は、31人から52人に増えてますし、賛助法人もかなり増えています。トータルで考えると、とんとんか漸減と表現する方が適当ではないかと思います。

この線で行くと、おそらくは存続になると思います。小泉さんは、それをもって勇退になるんでしょう。

沼尻君がそのまま横滑りで監督になり、びわ湖ホールと兼任、びわ湖ホール付きオケの性格が強まり、滋賀県からの援助も入って財政基盤を強化する。一方、もう少し正規団員の数を絞ってダウンサイジングしてコストを削減・・・・こういうことで持続可能な形をさぐる、というのが妥当なところなのではないでしょうか。

ぐすたふ369 | URL | 2010-05-15(Sat)18:39 [編集]


ぐすたふさん、丁寧なご返事をありがとうございました。事情が良く分かりました。

結局のところ、6月までにスポンサーが見つかるかどうかにかかっているのでしょうね。

http://www.nikkei.com/life/culture/article/g=96958A90889DE2E4E2E1E4EAE4E2E0E2E2E6E0E2E3E29393E382E2E2;p=9694E0E3E3E0E0E2E2EBE0E5E6E2

日本経済新聞の上記記事に、関西のオーケストラが取り組む新機軸について書かれていました。取り上げられたのは大フィル、関西フィル、そして大阪交響楽団の3団体。センチュリーだけが意図的に(?)外されているのが興味深いところです。

雅哉 | URL | 2010-05-17(Mon)00:31 [編集]


Re: タイトルなし

教えてもらった記事、興味深く拝見しました。

>センチュリーだけが意図的に(?)外されているのが興味深いところです。

そうですね。ここらへん、何か情報をマスコミはつかんでいるのかもしれません。

ぐすたふ369 | URL | 2010-05-17(Mon)23:09 [編集]


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