不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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大河ドラマのテーマ曲は邦人作曲家を聴衆にアピールする絶好のマテリアルだと思うので、NHKはその辺よおおおおおく考えて頂きたいものであります・・・・京響スプリングコンサート

最長のタイトル・・・でも、偽らざる気持ちでありまする。

京都 京都コンサートホール
京響スプリングコンサート
広上淳一指揮 京都市交響楽団
佐藤直紀:龍馬伝
芥川也寸志:赤穂浪士
湯浅譲二:元禄太平記
林光:花神
一柳彗:翔ぶが如く
渡辺俊幸:利家とまつ
吉俣良:篤姫
大島ミチル:天地人
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調「田園」
(アンコール)ジョン・ウィリアムス:スーパーマンのテーマ

満員御礼、いやあああああ、良く入りましたねえ。定期で完売になっても、聴きに来ない形だけ会員の人たちが京響の場合多いので、びっくりするほど席が空いているのだけれど(ここらへん、京響特有の問題と思うが)、今日に限って言えば、ほとんどチケットを買った人は来てたんじゃなかろうか。ここまで京都コンサートホールが埋まったのを見たことがあったかどうか。

ただ、その分コンサート慣れしていない聴衆の方も多かったようで、田園で楽章間に拍手がパラパラ挟まったのはご愛敬かな。そんなことは些細なことで、みんなのわくわく感が会場に満ちていたことがぐすたふ君としては、本当にうれしかったです。

こういうコンサート(今年は2回目と言っておられたが、去年はもうちょっと硬いプログラムだったんじゃないかしら?)は、持って行き方でどうとでもなるのだけれど、今日は全体としてはうまくいったたんじゃないかしら。

でも、欲を言うなら「田園」の出来はちょっとお世辞にも良かったとは言い難いものでしたけれどね。広上さんの棒が空ぶってましたもの。無理して、ベートーヴェンを持ってこなくても良かったとおもうけどなあ。いろんな思惑があっての選曲(運命からわざわざ代えましたものね)だったとは思うが、結果としてこの「田園」は「失敗」だったと思います。前半の出来があまりに良かっただけに、余計に。

だから、「田園」については、今回ぐすたふくんとしては沈黙させていただくことにしますね。

で、前半についてのみコメントすると・・・やはり、「龍馬伝」と「天地人」にとどめをさす。京響ブラスの魅力爆発。胸高鳴る、という以外になにがありましょうか。広上さんの指揮も、その魅力、まさに「満開」でありまする。

そのほかでは、「花神」と「利家とまつ」での京響ストリングセクションの甘い香りの絶品さ。こういう曲を弾かせたら、関西では京響の右に出るものは居ますまい。

ただ、それに対して、やはり「元禄太平記」と「翔ぶがごとく」はスコアが難しいと見えて(ううむ、やはり湯浅譲二と一柳彗、曲者であります)、苦労してるなあ、という感、ひしひしと。一方、存外に「篤姫」、曲としては面白くないとぐすたふ君は聴きました。でも、この曲を聴きたさに来た人たちは多かったみたいで、演奏が始まった瞬間の会場のわくわく感はこの曲が一番テンション高かったですけどね。

で、ですね・・・よかったです、今日のコンサート。実は、ぐすたふくん、大河ドラマテーマ曲の大ファン。その昔、池辺晋一郎作曲の「黄金の日々」のテーマ曲にしびれて、これを自分で譜面に起こそうとしたくらい(これ、実は結婚してから、こすもすも一緒だったということを知って、お互い手を握り合ってうなづきあったというおまけ付き(笑))。家には、「信長」の時に発売されたテーマ曲集のCDがあります。

だって、考えても見てくださいよ、フルオーケストラが豪勢に鳴りまくるテーマ曲を擁する番組、大河ドラマ以外にありますか?これで初めてフルオーケストラに接する人だっているわけですよ。そこで、ぐっときて、オケ曲の魅力にはまるひとだって(僕やこすもすがまさにそうだったように)、かなりの数居るはず。

「天地人」の豪勢なファンファーレ、この魅力に抗することのできる人がどれくらいいますかね?

だからですね・・・・本気でNHKが日本のオケ文化というもののことを考えているのだったら、大河ドラマのテーマのスコア、「解放」すべきです。それくらい、NHKだったら出来るでしょう。

広上さんのお父さんがNHKに勤めていたということを知って驚いたのだが、それならなおさら広上さん、この絶好のマテリアル、あなたが率先してやっていただきたい。そして、今、あなたが手にしている「京響」という楽器、それをやるには、日本でこれ以上ないぴったりの名器だと思いますよ。

これを入り口として、邦人の作品を「私たちの音楽」として受容していくこともできるはずで・・・そういうアプローチこそ、「日本のクラシック音楽」のためには必要不可欠なんじゃないでしょうかねえ。

で、とりあえずは・・・・「信長」以降のテーマ曲、ぐすたふ君に配信してくださいませ、NHKさま。
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コメント


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ぐすたふさま こんばんは

今年は降り番の一年かもしれません。とても京都CHが遠く感じられます。

私の京響をよろしくおねがいしますよ。

古都百話(京都百科) | URL | 2010-04-12(Mon)00:22 [編集]


Re: タイトルなし

京都百科様、おはようございます

> 今年は降り番の一年かもしれません。とても京都CHが遠く感じられます。
>
> 私の京響をよろしくおねがいしますよ。

いや、実は私もいろいろありまして・・・・

そんなことおっしゃらずに、またお時間のあるときにでも・・・

ぐすたふ369 | URL | 2010-04-12(Mon)07:25 [編集]


ぐすたふさま こんばんは

他の評判でも田園は保留の様子。うーん、練習時間の問題か。でもきものクラシックは一日でトップの実力だったんですが。

ところで、20日の大フィルはなんとかなったりするんですよねえ、ほぼ大丈夫です。感想アップすると、京響のメンバーに怒られるような気が・・・(この際行かなかったこと、なんかできるわけありませんが、まあ、スパイ、ということで)。

古都百話(京都百科) | URL | 2010-04-13(Tue)00:38 [編集]


このコンサート聴きたかったです!!!!
NHKの大河のメインテーマってせいぜい3,4分の短い曲なのにカウンターショックにも近い冒頭のテーマにまず引き付けられ、金管楽器や弦の独壇場が続き、かっこ良く進行したかと思えば、突如として緩徐楽章のような美しいテーマに・・・そして再びCoda風の締めくくり、完璧ですよね。
私はエレクトーンをやっているのですが、大河のメインテーマは大抵アンサンブルスコアやソロ演奏スコアとして提供があり、凄く楽しめるんですよ。
風林火山のホルンも迫力あったし、篤姫は美しかったし、一昔前の『秀吉』(渡哲也信長の)のテーマも良かったです。

また最近広上さんの生指揮を初めて拝見して、興味津津です。
第二京阪で京都コンサートホールが近くなったので、これからは京響も積極的に聴きに行きたいと思っています。

jupiter | URL | 2010-04-13(Tue)03:03 [編集]


Jupiterさま

こんばんは。コメントいただき、恐縮です。

> NHKの大河のメインテーマってせいぜい3,4分の短い曲なのにカウンターショックにも近い冒頭のテーマにまず引き付けられ、金管楽器や弦の独壇場が続き、かっこ良く進行したかと思えば、突如として緩徐楽章のような美しいテーマに・・・そして再びCoda風の締めくくり、完璧ですよね。

ううううむ、まったくいいえて妙!!そのとおりです。ぐすたふくんは、遥か以前から大河ドラマテーマ曲こそ、日本クラシック曲の宝、と思っておりました。

> 私はエレクトーンをやっているのですが、大河のメインテーマは大抵アンサンブルスコアやソロ演奏スコアとして提供があり、凄く楽しめるんですよ。

そうですか、それは知らなかったです。NHK、ちゃんとやることはやってるんですねえ。

> また最近広上さんの生指揮を初めて拝見して、興味津津です。
> 第二京阪で京都コンサートホールが近くなったので、これからは京響も積極的に聴きに行きたいと思っています。

それは是非ともご一緒いたしましょう!

大フィルと京響、大阪と京都・・・たったこれだけの距離なのに、ドイツと北欧の二つのオケを擁する関西の懐の深さ、捨てたものではありませぬぞ。

ぐすたふ369 | URL | 2010-04-13(Tue)23:07 [編集]


京都百科様ふたたび

こんばんは
>
> 他の評判でも田園は保留の様子。うーん、練習時間の問題か。でもきものクラシックは一日でトップの実力だったんですが。

前半がなければ、というところもあるかもしれません。京響って、オペラ・バレエ・映画音楽、こういうものをやらせれば、はっきり言って関西では向かうところ敵なしでしょう。やっぱり、管が巧くて優秀だし、弦が軽やかで伸びがいい、モダンで洒落てるんですって。

「田園」はこのオケがやるには、やはり地味に傾きすぎていますよね。でもそこに明滅する聖なる光の鮮やかさ。それが魅力なんですが、そこまで行くには、じっくりと熟成させる必要があるんやろうなあ、と思いました。ボッセさんは、そこらへん、十分に弦に対する時間を取ったんでしょうね。

> ところで、20日の大フィルはなんとかなったりするんですよねえ、ほぼ大丈夫です。感想アップすると、京響のメンバーに怒られるような気が・・・(この際行かなかったこと、なんかできるわけありませんが、まあ、スパイ、ということで)。

悲愴なりとも、と「悲愴」な決意をもってのぞんでおります。またお会いできましたら、その時に。

ぐすたふ369 | URL | 2010-04-13(Tue)23:15 [編集]


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