不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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「不滅」は不滅・・・センチュリー定期

べたなタイトルやなあ、と自分でも思いますが・・・

大阪 ザ・シンフォニーホール
センチュリー第150回定期演奏会
小泉和裕指揮大阪センチュリー交響楽団
ピアノ独奏:若林顕
ベルリオーズ:序曲「リヤ王」
ラフマニノフ:パガニーニの主題による変奏曲
ニルセン:交響曲第4番「不滅」

実は今日の今日まで気がつかなかったが、今回が150回の記念演奏会。だからなんでしょう、意識して「不滅」を持ってきたのは。

もうコンサートゴーアー8年目となるぐすたふ君ですが、この曲を生で聴くのは初めて。大阪のみならず、これまで、東京のコンサートでも気をつけてみてきたのだけれど、この曲が演目で入っているのを見た記憶がない。よっぽどかからないんでしょう。

かからない理由としては、やはり日本でのニルセンの知名度のなさ、が一番なのだろうが、今日聴いて思ったのは、やはり演奏が難しい、ということもあるのだろうなあ、と思いました。

正直言って、この曲が聴ける、ということで何をおいても駆け付けたぐすたふくんとしては、どうしても演奏そのものより、この曲に関しての文章が多くなるのは仕方ない、と思ってくださいませ(笑)。

で、もっとも驚いたのは・・・・これまでCDで聴いて、そのマッシブな腹にこたえる音響美ゆえ、いかほどの巨大編成かと思いきや、ステージにはすっピンの3管編成。ペットも3本、ボーンも3本、ホルンなどたった4本!!チューバも1本だけ。木管に至っては、クラリネットはバスクラなしの3管、オーボエもアングレなしの3管!!ファゴットが3番のみコントラファゴット持ち替え、フルートもひとりピッコロ持ち替えだが、基本は3本のみ。しかも、ハープのなければ、ピアノもチェレスタもないし、ティンパニ以外の打楽器もなし!!

で、たったこれだけの編成であれだけの(で実際、今日のライブでもそれを実感したわけだが)サウンドを創り上げていたのか、と思えば思うほど、実はニルセンという作曲家がいかに優れたシンフォニストであったか、身にしみてわかりましたね。

だって、まさか私、この曲の打楽器がティンパニだけだなんて、想像もしてませんでしたもの。ま、冷静になってちゃんと聞けば、それ以外の音がしてないわけだからあたりまえなのだが、僕をしてそう思いこませる・錯覚するほど、この曲のあのダブルティンパニの演奏効果が絶大だ、ということなんです。逆に言えば、ティンパニをダブルにするだけで、ここまで効果的な音響を創り上げるニルセン、そのことだけで「天才」という言葉を送ってもいいんじゃないか、と。

今日の演奏、実は1楽章部分は今一つだったんですよね。どうもバランスが悪く、やはり弦がブラスに負けてしまってあまり聞こえてこないものだから、これがセンチュリーの限界か、と思って聴いていた、というのが正直。ところが、3楽章部分の悲歌のピン!!と張りつめた絶唱あたりから音楽はじわじわと高揚をはじめ(ヴァイオリン1とヴィオラ1と2本のチェロの変則カルテットで奏でられる響きの美しさ!!)、4楽章部分に突入したヴァイオリンの走句から始まるストリングサウンドの見事さ(ここらあたり、さすがスカンジナヴィアン・ストリングス。北欧の作曲家は、弦の扱いが巧みだなあ。実際にホールで聴くと、本当によく「鳴る」!!)、そして何度も書いている神の雷のごとくのダブルティンパニ、それをはねのけて地の底から湧きあがるブラスサウンド、それを根元からがっしりと固めて離さないストリングスの高揚、それが天に向かって巨大な植物の芽のようなものを吹きあげていく、その様は実に圧巻。

しかしまあ、この4楽章部分の音楽の絡み方は尋常なテンションではなく、演奏するのはさぞかし大変だろうなあ、と・・・・。多分、何回か怪しいところはあったと思うぞ。でもまあ、よくここまで練習されましたねえ、とは正直な感想であります。センチュリーをもってしてもここまで難渋するこの曲、やはり演奏会にかけるとなると気合がいるんでしょうなあ。

もう一回どこかで聴いてみたいもんです。やっぱり、いい曲ですよ、これ。

あとの曲は・・・ベルリオーズは良かったです。小泉さん、ベルリオーズを振らせると一級ですな。何がいいって、ベルリオーズの曲のはったりやメリハリが、小泉ダイナミズムにぴったりはまるんですって。これが一番。

ラフマニノフは、肩すかし。だって、あの第18変奏(だったっけ?)が、ぜんぜん泣けない!!!!!これだけで、ペケ、です。これが小泉ダイナミズムのあかんとこなんですよねえ。ソロピアノも、今一つ音色に幅がなく、うるさいばかりで音楽も開いていかない。ここからやで、といつもなら思うところで、眠気を催した、というのがすべてを語っておりまするな。

まあ、まとめて言えば、やっぱり「不滅」は不滅!!!です。はい。



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