不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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1日目はオープンリハーサルだったのだろうか?・・・大フィル定期

やってくれますねえ、大植英次。

大阪 ザ・シンフォニーホール
大フィル第435回定期演奏会(二日目)
大植英次指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
ピアノ独奏 プランチェスコ・ピエモンテーシ
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調作品54
R・シュトラウス:アルプス交響曲作品64

いや、タイトルにも書いたが・・・・昨日とは全く違う演奏会。

大体ですね、1曲目の出来からして違う。昨日、あえて何も書かなかったのだが(何も訊かないでください(笑))、今日はまあ、ソロ・オケとも、陰影に富んだ、まるでヌーベルバーグの映画につけるような音で秀逸。

それよりもなによりも、昨日はただシューベルト1曲だったアンコール、今日はなんと、大植さんとのハンガリー舞曲の連弾はあるは、ガーシュインの小品(これが最高!!)はあるはの、大盤振る舞い。これが盛り上がったのなんのって。

今日は明らかに違うぞ・・・・と思ってたら・・・・見事に予想どおり。

アルペン、今日の演奏をして、まるで目を入れたダルマ、魂をいれた仏像、進水した船、テープカットした連絡橋、といってもよろしいのではなかろうかと。昨日は、だから、目の入らないダルマ、魂のない仏像・・・・くどいですって?

音楽とは生き物だ、ということを思い知りました。呼吸をし始めて初めて、そこに生命が宿る。呼吸をしていない音楽は、まさに「死んだも同然」。

一番それがわかるのは、やはりクライマックスの「山頂」から「幻」を経るところ。ここ、延々10分近くほとんど一息で音楽がいつ果てるともなく続くのだが、確かに昨日もそれなりの法悦感が得られたこの個所、今日は音楽の「息が切れない」。実は、昨日はうまくいったペットの最高音のハイDを秋月さん、外してるんですよ。でも、今日の音楽の前には、「そんなささいなことはどうでもいい」んです。

それは、末尾の「日没」から「夜」まででも一緒で、昨日はぐすたふくん、ここで眠気に襲われる始末。「日没」冒頭のブラスの弱音のファンファーレ(これは、めちゃくちゃ難しいだろうと想像します)も、実は昨日の方が綺麗だったけれど、はるかに今日の若干ささくれた響きの方が「魅力的」。そして、そこから全身から振り絞るように歌われる弦の絶唱が大きな大きな呼吸をしたあと、「余韻」冒頭のオルガンの吐息に消えていく、その時間の美しさ!!そのあと、「夜」の最後の引き伸ばされた短調の響きまで至るところは、ともすれば単調で、ただただ長いだけの退屈な時間になってしまいがちだけれど、今日は決して聴き手を離すことがなかったです。

終演後の沈黙も長く続き、そのあとわき起こった昨日に倍する万雷の拍手、昨日は無かったブラボーの声とスタンディングオベイション・・・・・大阪の聴衆は正直ですね。

昨日と今日を結ぶ直線の延長上に東京公演があるとなると・・・・・東京のみなさん、これは心して待たれよ、とぐすたふくんは声を大にして言いたい。

なめたらあかんぜよ。
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コメント


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うなりました

ぐすたふさま こんばんは

昨夜から今夜の展開、うなりました。

話が馬になってすいませんが、大橋巨泉作の競馬ことわざに
『一に格、二に調子』
というのがありますが、指揮者もやはりまず格ということでしょうか。格あればこそ、一日目の挽回を、オケ共通の目標にできるのではないか、と。

また大植さんを聞かねばなりませんね。行ける日になるかどうかわからない、わからないながら行けるようにしたいと念じて、四月の京都公演(題して『大植スペシャル』ですぞ)のチケットはもう確保してはおります。

古都百話 | URL | 2010-02-20(Sat)00:23 [編集]


Re: うなりました

京都百科さん、こんばんは。
>
> 指揮者もやはりまず格ということでしょうか。格あればこそ、一日目の挽回を、オケ共通の目標にできるのではないか、と。

ううむ、そうなのでしょうか。本文にも書きましたが、一体、大植英次という人、二日目のゲネプロをどんなふうにやっているのか、これが興味津々なんですよ。

一度、こすもすが、昨季、公開ゲネプロに出かけたことがあったのですが、その時も時間を目いっぱい使って、指揮台のところでディスカッション。これも、この公開ゲネプロの観客に隠そうともしなかったようです(ときどき、客席に向かって、指を立てて、「しいいっ、黙っといてねえ」とやったらしいですが(笑)。さて、どんなやり取りが、二日目の前のゲネプロで行われているのか?

1日目の指揮はバルコニーからみたのでよくわかったのですが、かなりキューが多いし、親指を立ててOKをだす仕草も多い。練習番号を示す指サインまで飛び出す。でも、こういう所作は、二日目には皆無です。これをして「オープンリハーサル」とまで言う私も言いすぎだとは思いますし、このタイトル、奏者・指揮者そして1日目の聴衆に対しても、失礼なのかもしれません。でも、二日公演であることをを最大限利用して、可能な限りの高みに登ろうとしている、そのことには心から敬服しますし、やはりせっかくの二日公演なのですから、こういうのはアリだと思うんですよね。本文にも書きましたが、1日目にはあって、二日目には無くなった美点だって少なくはない。幾度か大植さんの公演を二日連続で聴きましたが、そのたびにいろんな発見があって、いい経験をさせてもらっています。

> また大植さんを聞かねばなりませんね。行ける日になるかどうかわからない、わからないながら行けるようにしたいと念じて、四月の京都公演(題して『大植スペシャル』ですぞ)のチケットはもう確保してはおります。

私も、まだ未体験の大植さんの「悲愴」を聴きたい、です。ただ、平日の火曜日に京都、うううううううううう・・・・・当日券、大丈夫と思われますか???

ぐすたふ369 | URL | 2010-02-20(Sat)01:20 [編集]


二日目考

ぐすたふさま

私には、一日目の方が活気があった監督着任1~2年目の印象がまだ強いようです。そのころは、もし定期会員になるなら、絶対一日目だなあ、と思いながら安い席を買っておりました。

大阪でまた両日聞かなきゃ、とか言いながら不可能なんですが。

さて京都公演、一ヶ月前に座席表を見て購入した印象では、当日あり、です。(実は『どろぼうかささぎ序曲』もたいへんにたのしみ)
行けるかな???

古都百話 | URL | 2010-02-20(Sat)10:35 [編集]


Re: 二日目考


> 私には、一日目の方が活気があった監督着任1~2年目の印象がまだ強いようです。そのころは、もし定期会員になるなら、絶対一日目だなあ、と思いながら安い席を買っておりました。

そうでしたねえ、最初の「復活」も1日目の方が圧倒的にいい出来だったと聞いて、二日目の私、悔しい思いをしましたっけ。

そのころは、大フィルも、1日目で疲れてしまい、大植さんについて行ききれてなかったんじゃないかなあ、と思います。

複数日公演は、オケにとっては実力を向上させるに必須との意見がありますが、実にその通りかと。前から言っていますが、京響も金曜・土曜の複数公演にならないかなあ。

> さて京都公演、一ヶ月前に座席表を見て購入した印象では、当日あり、です。(実は『どろぼうかささぎ序曲』もたいへんにたのしみ)

情報ありがとうございます。「悲愴」だけなりとも、参加する方向で考えまする。

ぐすたふ369 | URL | 2010-02-20(Sat)13:42 [編集]


 こんばんは。
 僕は2日目に行きました(休みまで取って満を持して、でした)。本当に行ってよかった・・・心底そう思う演奏でした。アレだけ鳴らしても音が素晴らしいハーモニーで溶け合ってて、本当に素晴らしかったです。「頂上」の場面ではまるでアルプスを鳥瞰しているような雄大な景色が眼前に広がるようでした。
 最後は僕もスタンディングオベーション!

 ぐすたふさんの1日目と2日目のレポート、興味深く拝見しました。2日目はオケと大植さんが以心伝心のように見えましたが・・・なるほど、そういう経緯だったんですね。

ヒロノミンV | URL | 2010-02-20(Sat)21:36 [編集]


Re: タイトルなし

ヒロノミンVさん、  こんばんは。おひさしぶりです。記事、興味深く拝見しました。

>  僕は2日目に行きました(休みまで取って満を持して、でした)。本当に行ってよかった・・・心底そう思う演奏でした。アレだけ鳴らしても音が素晴らしいハーモニーで溶け合ってて、本当に素晴らしかったです。「頂上」の場面ではまるでアルプスを鳥瞰しているような雄大な景色が眼前に広がるようでした。
>  最後は僕もスタンディングオベーション!

二日目に来られたことは、良かったと思います(笑)。でも、もしよければ、二日ともご参加いただければ・・・休みは取れないですよね、やっぱり。

ブラームスチクルス、チケットを取るつもりでいますが、最後の回は水曜日!!!本来なら、聴きに行けないはずの曜日、ここはひとつ、ヒロノミンVさんと同じく、休みを取ることを考えねばなりませぬね。

ぐすたふ369 | URL | 2010-02-20(Sat)23:36 [編集]


ぐすたふさま、こんにちは!
東京公演でピーク、いただきました(大阪の皆さん、スミマセン) でも去年のマラ5は東京が1日目、今回はこれが逆ということで・・・
大フィルって本当に大化けするので目が離せません。
東京の聴衆は今回のようなすごい演奏でも淡々としたものですが、きっと終演後の一杯で皆さん盛り上がったり、思い返して一人余韻に浸っている人も多かったことと思います。
2010年に入って足を運んだコンサートではダントツ、大フィル東京公演でした!

フェリーチェ | URL | 2010-02-21(Sun)22:31 [編集]


Re: タイトルなし

フェリーチェ様、本当にお久しぶりです。コメントありがとうございました。

> 東京公演でピーク、いただきました(大阪の皆さん、スミマセン) でも去年のマラ5は東京が1日目、今回はこれが逆ということで・・・

悔しいなあ(笑)。東京まで聴きに行けたらよかったのに、とホントに思います。
去年のぶっ飛びは、大阪でもたぶん、一緒ですよ。あいことは、言えません(笑)。

> 2010年に入って足を運んだコンサートではダントツ、大フィル東京公演でした!

ありがとうございます、本当にうれしい(涙)。

みんなで、大阪の財産、大事にしましょうね。

東京に行ってしまった、大阪の企業の人たち、もう一回、よおおおおく考えてくださいませ。

ぐすたふ369 | URL | 2010-02-21(Sun)23:01 [編集]


もう本当にすばらしかった

ぐすたふさん、こんばんは!
東京公演、聴きました。「心して待った」甲斐がありました。もう本当にすばらしかったです。僕は去年のマーラー9番以来、ほぼ8ヶ月ぶりの大植さんでした。ますます若返って元気があふれている大植さんを見ながらのアルプスの音響に浸る、こんな幸せはなかなかない、という体験でした!

じゃく3 | URL | 2010-02-22(Mon)00:38 [編集]


Re: もう本当にすばらしかった

じゃくさん、こんばんは。

> ますます若返って元気があふれている大植さんを見ながらのアルプスの音響に浸る、こんな幸せはなかなかない、という体験でした!

ずいぶん印象が、元気なころに戻ったと思いませんでしたか?頬のこけも改善して、バーンスタインの助手時代の外見にもどったように思います。そうですね、じゃくさんの言われるように、「随分と若返られた」と思います。

1年前に、一体、彼に何が起こっていたんでしょう?今となっては、知る由もありませんが・・・

マラ5での死の影、そしてマラ9での生の肯定を経て、また英次が大阪から動き出す。来年のブラームス・チクルスが、その証、でしょうね。

そして、満を持して、ブルックナーを東京に持っていく・・・・このことも彼の決意の表れ、と思います。来年も、じゃくさんと、彼の音楽とその指し示す地平を感じられれば、と思います。

ぐすたふ369 | URL | 2010-02-22(Mon)20:53 [編集]


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