不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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クリスマス・タブロー

今年は、30年ぶりに母校のこの行事に行きたかったんです。でも、調べてみると、僕が在校していた時とちがって、今は16時から開始で18時に終わるとのこと。しかも、クリスマスイブではなく、23日。この時間、りんりんのピアノの発表会とばっちりかちあってて、残念ながら行けないです(涙)。なんでこんな時間なんだ。

時間が経ったんですね。僕が在校していた時、タブローはクリスマスイブの18時から。ほとんど21時近くまでかかる長丁場。そして、そのあと、修道会のクリスマスミサに途切れることなく続く一連の行事だったんですけどね。

でも、このキリストの生誕を無言劇で再現するというイベント、昔も今も画期的なのは、「学校行事」じゃないってことなんですよね。ミッションスクール独特の行事なんだけれど、絶対参加なのは中学一年生だけ。後のキャストもスタッフも、みんな「自主参加」。先生が、「お前やれ」と決めるんじゃない。それにもかかわらず、毎年毎年、百数十人の中学生・高校生が、自分から参加するんですよ。

僕は、この行事に高校1年生と2年生の時、照明のスタッフとして参加しました。同じ学年の友人3人と、わいのわいの言いながら。高校一年生の時は、当然2年生の人がいて、色々と教わって。そして高2の時は高1の後輩ができて、いろいろと話し合いながら。同級生の一人が演劇部の部長で、でも演劇部の他の人間は参加しなくって・・・・別に僕は彼を助けようと思ったわけじゃない(彼は、口には出さなかったけれど、すごく感謝してくれていたらしい)。ただ、参加したいな、なにか裏方で手伝いたいなって思ってたら、たまたま彼がそこに居たから。僕の親友と二人、いつの間に彼の横で、舞台を照らすスポットライトのスイッチを握り、そして舞台照明の電源コードを引きずりまわしていたんですよね。

誰かが何を言うわけでもない。それでも、何かこの行事に関わりたいなっていう生徒が、自然発生的に集まってきて、そして祈りの輪ができ上って行く。その経験が、学年から学年へと引き継がれていく。生徒から、生徒へと。バトンを渡すように。

クラブでもない、クラスでもない、この行事でしか知りあうことが無かっただろう先輩が居て、そして後輩が居る。そして、24日が終わると、みんなそれぞれの日常に戻って行く。何も言わずに。ただ、じゃあ、と挨拶をかわしただけで。

・・・神の御子は今宵しも
ベツレヘムに生まれたもう
いざや、友よ、諸共に
急ぎ行きて おがまずや
急ぎ行きて おがまずや

最後の客席も含めた全員の合唱、これが終わって舞台に幕が下りると、照明が全部落ちる。僕は、息を潜める。キャンドルサービスの中学一年生だけが浮かび上がり、O Holly nightを口ずさみながら退場してく音を遠くに聴きながら、ふとそのわずかな明りに浮かび上がる舞台の上をみやると、そこには中学1年生から高校2年生まで、あるものは衣装に身を包み、あるものはジャージ姿で、同じように粋を潜めて座っている。

誰にやれと言われたわけでもない、ただそこに居たいから。その輪の中に居たいから、僕たちはそこに居たんだ。

今年もまた、彼らのそんなささやかな思いが、そこに集う人々の祈りを神のもとに運んで行くのだろう。

頑張れ、みんな。



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