不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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今年最初で最後の外来オケコンサート・・・パリ管京都公演

こんなに巧いオケだとは・・・

京都 京都コンサートホール
富士電機スーパーコンサート
パリ管弦楽団日本ツアー2011
パーヴォ・ヤルヴィ指揮 パリ管弦楽団
ピアノ独奏 ダヴィッド・フレイ
メシアン:忘れられた捧げもの
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ベルリオーズ:幻想交響曲
(アンコール)
ビゼー:アルルの女から「ファランドール」
シベリウス:悲しきワルツ

振り返ってみれば、今年は一度も外来オケのコンサートに行ってなかったんですね。これも、震災の影響。よくパリ管、フルメンバーで来日してくれたもんです。

会場では、浅田彰氏とすれ違い、岡田暁生氏とロビーで鉢合わせと、京都在住の文化人がかなりご参集と見ました。今年関西に来てくれたオケでは、一番のビッグネームオケですもんね。

実のところ、この公演、今日の今日まで参加するのを躊躇していたんですよ。一つには、このごろの家庭の事情、そして僕の精神状態など、いろいろあって・・・でもまあ、行っておいでよ、とこすもすが言ってくれたんで。

率直に言って、びっくりしました。ここまで巧いオケだったとは。

フランスのオケを聴くのは、実は初めて。実際に聴いてみると、勝手に僕がイメージしていたラテン系の音(明るく軽い音)とは全く違います。ベース8本が強力に鳴る重厚な低音に支えられた、16系のストリングセクションは、むしろマッシブとも言っていい響き。しかし、一方でヴァイオリンセクションからは、骨太というよりむしろ柔らかく澄んだ音が聴こえ、このマッチングがやはりドイツ系のオケの音とは違うと思いました。でも何をおいても、このストリングセクション、上手いのなんの。

また、木管の巧さ、音色の美しさと言ったら、どう表現していいやら。特に、フルート。なんという艶やかな音!!この音、どんなにオケの響きが厚くなっても、明瞭に聴こえるんですよね。びっくりです。また、オーボエ、アングレのダブルリード陣の音色の美しさも、陶然とする、と表現するに躊躇ないです。

ブラスではペットが驚異的に上手い。ラヴェルの最初のソロを、軽々と吹きこなすのには、(期待していたとはいえ)流石としかいいようがありません。そんなもんで、ホルンやボーンやチューバは霞んでしまって、コメントできないんですけどね(笑)。

だから、全体としては、陳腐だけれど、「華麗にしてゴージャスなサウンド」と表現するの相応しいでしょう。曲目も、その魅力を存分に堪能させてくれるもの。

何をおいても、このヴィルトゥオーゾ・オケが、軽々と演奏してのけるラヴェルが今日の1番。ぐすたふくんがこれまで聴いた、この曲の演奏のベスト、です。逆に、ここまで完璧に演奏されてしまうと、え?これで終わっちゃうの、もっとやってよ、もっと!、と物足りなく思ってしまうほど。特に、3楽章、例の「ゴジラ、ゴジラ、ゴジラとメカゴジラ」が、各パートから明瞭に聴こえて、その絡みの面白さが浮き彫りになるあたりの見事さ。一方で、2楽章の木管の各ソロの筆舌に尽くしがたい美しさ(これが聴けただけでも、チケット代の元はとれます)。悪いけれど、ピアノが霞んでしまうほどで、ほとんどノーミスで弾ききったこのピアノソロが、オケ・サウンドの一つのピースにしかすぎなく思えてしまいました。

幻想は、オーソドックスなもので、ああこの音、ああこの音、とうなずきつつ、また見事な演奏だなあと感心して聴きつつ、でもまあ整った佳演ってところかいなあ、などと極道ぐすたふくんが斜めにかまえていたんですが・・・・5楽章になって魔女のロンドになった途端、いきなりベースがトップを初め全身でぐいぐいと突入を開始。おおおお、と思っているや、そこからオケ全体に火がつき、そこからはもう怒涛の音楽の嵐。弦セクションのトップから最後尾までが体を揺らしての熱演となり、まあ凄かったですねえ。ここまで巧いオケが、まさに一糸乱れず、前へ、前へと突き進む様の、なんと見事なこと。最後のコードが鳴り終わったとたん、思わずぐすたふくん、あきれるやらなんやらで大笑いしてました。会場はそれこそ、ブラボーの嵐、でしたね。

アンコールのファランドールも素敵だったし(あまりにオケが走ってしまって、ボーンが置いてきぼりになりかけたのはご愛敬)、シベリウスも普段聴けないような音(ホルンの響きが独特)も素敵でした。

長い長いカーテンコール、ヤルヴィ氏の合図でオケ全員がくるりとバルコニーに振り返って挨拶をしてくれたのも、高感度大。ここまでやってくれたのは、ここが初めてなような気がします。

パリ管、ありがとう。今の日本に来てくれたこと、心から感謝。
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コメント


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ぐすたふさま こんばんは

錦秋の京都へようこそ、っていったって、紅葉はまだまだですが。

本日はオフ。体調管理もあって、蟄居閉門、静養しておりました。もともとこの日をオフにできるなどとは、すこしもちっとも予想もしておらず、ありゃ、パリ管の日でしたか。客席は埋まってましたか。

パーヴォさんは今が旬のようですねえ。パリ管もご機嫌で弾いてくれたようで、姉妹都市市民としても感謝感謝。

わたしもフランスのオケはなじみがほとんどなく、フランス国立管弦楽団を1990年に聞いたきりです。新世界と幻想。

それはそうと、コメント欄にお邪魔しましたのは、次の出没予定をお知らせしましょう、ということなんです。12月27日の方の京響の第九です。

ご都合、見事、合いましたら、また会場と、ならびにその前後にてお会いできれば幸いに存じます。(ところで京響の来年の大阪公演はシェラのようですね。)

古都百話 | URL | 2011-11-23(Wed)23:02 [編集]


Re: タイトルなし

京都百科さん、こちらこそ、こんばんは
>
> ありゃ、パリ管の日でしたか。客席は埋まってましたか。

当日券はかなり出ましたが(私もこれで入りました(^^))、結果的には9割以上埋まっていたと思います。良く入った方ですよね、流石はパリ管。
>
> パリ管もご機嫌で弾いてくれたようで、姉妹都市市民としても感謝感謝。

パリ管はネットで調べても、機嫌の善し悪しでパフォーマンスが変わるようですね。今日は、ツアー4日目で、昨日福岡、明日宮崎(このスケジュール、誰が組んだんでしょう?)と強行軍にも関わらず、よくまあ機嫌よく弾いてくれたもんです。せっかくの良い季節の京都も、これではほとんど観光できずでしょう。可哀そうですね。

パリ管、4年前にエッシェンバッハで来日していて、京都の秋音楽祭にも来てたんですね。その時はパスしたのを憶えています(火の鳥、でいまひとつ食指が動かなかったんですよ)。1970年以来、15回ということですから、3年に一度くらいは来てくれていた計算になるわけですねえ。次があるかどうか・・・・今回の演奏が非常に好感をもてたので、できれば、ゲヴァントハウス・ドレスデンとともに、長くお付き合いさせていただきたいオケの一つになりました。

> それはそうと、コメント欄にお邪魔しましたのは、次の出没予定をお知らせしましょう、ということなんです。12月27日の方の京響の第九です。

実は、三日前にこのコンサートのチケット、押さえました(^^)。なんという見事なタイミングでしょうか?

ウィークデー故、アフターにお会いできれば、と思います。予定していただければ、幸いです。

ぐすたふ369 | URL | 2011-11-23(Wed)23:41 [編集]


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