不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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今年はこれだけ・・・・大阪クラシック

今年は、この演奏会だけにしようと思っています。

大阪 ザ・シンフォニーホール
大阪クラシック第35公演
大植英次指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
フルート独奏 野津臣貴博
尾高尚忠:フルート協奏曲
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番作品47
(アンコール)ショスタコーヴィチ:タヒチトロット

フルート協奏曲の2楽章が出色。この曲、聴いて思ったもは、明らかに北欧の音楽に通じる匂いがする。尾高家には、やはり北欧・ヴァイキングに通じる血が流れているんでしょう。それは、僕にも通じるもので、日本の民族音楽と、そのルーツのひとつたる北の音との邂逅、その果実を聴くことのできる思い。非常に聴きやすい、すっと胸に落ちてくる旋律と響きで、こういう邦人の曲、もっと聴かれてしかるべき、と思いました。

その一方で、大植節は炸裂。会場に聴きに来ている平松市長に向かって「市長!この曲を市長に捧げます!!」と言ったかと思うと、演奏終了後には、指揮棒を手渡し「これで、また大阪市を指揮してください!!」と持ち上げるなど、まあここまでやるか、という勢い。ここまで露骨にやると、市長選に向けてのデモンストレーションとでも受け取られかねないほどだが、この後、平松市長と橋本知事の一騎打ちとなって、もしやもしやの事態となった場合、大植さん、いったいどうなさるおつもりなんだろう、と老婆心ながら心配になってしまいましたが。

ショス5は、なんと大植さん、初めてのご披露とのこと。なんとなく、定期でやったものとばかり思っていたが、どうも違ったようです。「いつかやろう、いつかやろう、と思っていて、今回がちょうどいいタイミングと思った」との選曲との大植さんの言葉がありましたが、大植レパートリーの落ち穂拾い、聴かせてもらったことにまず感謝。そして、それを少ない練習時間で立派に仕上げて熱演で応えた大阪フィルにも拍手。

今日の席は、実はA列。なんと最前列!!だから全体の響きだとか出来だとかいうものを云々できる席ではなかったので、それは差し控えます。ただ、ファーストヴァイオリンのただなかに居るような位置で、長原幸太とともに大植さんの指揮で音楽を演奏しているかのような感覚でこの曲を経験させていただいたこと、そのことが得難い経験だったです。

思ったのは、この曲、思っていたよりもずっと薄い響きで、そして思っていたよりもずっとシンプルだということ。それは、これまでタコ交響曲を聴き続けてきての印象に共通するものだが、ファーストヴァイオリンの楽譜を目にしながら、それこそ自分で弾いているような状況での印象は、さらにそれを裏打ちするものだったですね。この曲、実はそれほどたいした曲ではないんですよ。実際の作品の出来にしても、また作曲家本人にとっても。

ただ、演奏会ピースとしては「よくできた」佳品であるわけで・・・・僕は、この大阪クラシック、来るたびに自分の青春時代、学生オケの夏合宿の匂いを嗅ぐことができることを無上の喜びとして感じているのだけれど、そういった匂いを存分に感じさせてくれるという意味でも、これほどぴったりな曲と演奏、これまでの中では、ブリテンのシンプル・シンフォニーを除けばなかったなあ、とも思いましたね。

「今日は3日目です。あと4日あります!!」と大植さんは叫んでおられましたが、ぐすたふくんは、これにて失礼。「みなさん、楽しんでください!!」そう、その通り。みなさん、楽しんでくださいね。


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コメント


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こんにちは。

大植/大フィルは2007年4月の定期でショスタコーヴィチの交響曲第5番を取り上げており、ぐすたふさんも感想を書かれていますが?

http://plaza.rakuten.co.jp/gustav369/diary/200704210000/

それからショスタコーヴィチによるオーケストレーションの「響きが薄い」のは、ユニゾンが多いせいだと僕は思っています。

雅哉 | URL | 2011-09-07(Wed)08:42 [編集]


Re: タイトルなし

雅哉さん、こんばんは。
>
> 大植/大フィルは2007年4月の定期でショスタコーヴィチの交響曲第5番を取り上げており、ぐすたふさんも感想を書かれていますが?

そうですよねえ、そのはずだと思っていたんですが、大植さんがそうおっしゃるから(^^;;)。帰ってきて検索をかければよかったんですが、そこまでする余裕がなかったもので。だから、今回の記事に関しては、伝聞情報をそのままに、原典にあたることなく記事にしてしまった私のミス、でありまするな。大植さんの言ってることを、私が間違って解釈したのかもしれませんが。

改めてこの時の感想を読み直してみましたが、今とは随分とこの曲に対する感じ方が違いますね。そのころに比べれば、随分と私自身がショスタコの曲を色々と聴きこんだこと(2006年が生誕100年で、この演奏会があった2007年にかけてCDセットが次々リリース。当時はそれを買い込んで、聴いて行っている最中でした)が影響しているんだろうと思います。

ぐすたふ369 | URL | 2011-09-07(Wed)23:28 [編集]


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