不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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過不足のない十二分に立派なマラ3・・・京響定期

タイトルどうり。

京都 京都コンサートホール
京響第548回定期演奏会
大野和士指揮 京都市交響楽団
京響市民合唱団(女声)・京都市少年合唱団
メゾソプラノ:手嶋眞佐子
マーラー:交響曲第3番二短調

はっきり言って、何も文句はありません。これだけのサウンドを聴かせた京響にただただ感嘆。

ペットの二人に最大級の拍手を。最後の弱音のコラールをこれほどまでに綺麗に響かせた、トップのナエス君と、ほぼ完璧と言っていいポストホルンを舞台裏で吹ききった早坂さんに。

そして、なんら危なげのない安定感抜群のホルン部隊にも最大限の賛辞を贈りたい。ここまで聴かせてくれるのは、関西ではあなた方だけだろう。

終演後真っ先に大野さんが立たせたのは、実はボーンのトップだったけれど、僕はやはりペットとホルンに軍配を上げてしまうなあ・・・ちゃんと、ボーン・チューバを聴いていたのかと言われそうだけれど。

澄んだ良く通るサウンドで今日も答えたストリングセクションの響きにも、拍手を。コンセルトヘボウのマーラーに比してもいいかもしれない、とすら思いました。今日は。

欲を言うなら、渡邊さんのヴァイオリンソロがもうちょっとしっかりしてくれてたらなあ、というところぐらいかしら?なんで今日は泉原くんじゃなかったんだろう?

ただただ、演奏としては十二分なもの、と思います。

が・・・・とくるのが、ぐすたふくんですよね。

大野さん、という人が、僕には良くわからない、です。

今日の印象で一番に思ったのは、ああ、この人はやはり、オペラの人なんだ、ということ。そこかしこに、「歌」を求める。そこに歌詞がなかったとしても、彼は歌を指揮している。そのことはよくわかる。それが、なめらかなフレージングを生み、起伏のある音楽のドラマを生み、「歌のないオペラ」たるマーラーの交響曲の魅力をそこに
現出させる。

ただ・・・どうなんだろう、どうしてもっと行かないんだろう、と思ってしまうんですよ、この人の指揮の中に。

それは、前に大フィルでショスタコの15番を指揮したときにも感じたのだが・・・・時に見せる、ゾクッとするほどの鬼気迫るオーラ、それがあるところで止まってしまう。止めてしまう、というべきなんだろうか。

今日でも、6楽章、存外にサクサクとした早いテンポで始まったこの音楽、このままで行くのかと思いきや、途中でえええええっと思わせるほどの沈潜と高揚の両極端に振れる。これは、とおもって固唾をのんでいると、それが、ラストに至ると、通り一遍の表現に戻ってきてしまう。

これはどういうことなんだろう、とぐすたふくん、思ってしまうんですよね。だから、この人を僕は今一つつかみきれない、と思ってしまうんですよ。

何か、彼の中に二つのキャラが存在していて、それが出たり入ったりしている、そんな気がするんですよね。それが、時として、僕の中に欲求不満の気持ちを起こさせるような、そんな気がするんですよ。そんなこと思うのは、僕だけなんでしょうかね?

だから、もしかしたらマーラー、もう一日あったなら、また違うものがそこに見られたんじゃないかなあ、とも思いました。

その意味で、京響も複数日公演があったらいいのに、と切に今日は思いました。



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コメント


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ぐすたふさま こんばんは

アフターのお話傾聴、ありがたく、また放談もお聞きくださり、まことにありがたく。

ところで私の京都クラシックプレイガイドのアップが遅れていますね。実はあのあとまたおみこしを追いかけまして、昇華しちゃいました。

明日には打ちますので、またどうぞよろしく。

おやすみなさい。

京都百科 | URL | 2011-07-25(Mon)00:45 [編集]


Re: タイトルなし

京都百科さん こんばんは
>
> ところで私の京都クラシックプレイガイドのアップが遅れていますね。実はあのあとまたおみこしを追いかけまして、昇華しちゃいました。
>
こちらこそ、ありがとうございました。そうでしたか。初めての祇園祭の神輿、得難い経験でした。

記事、楽しみにしております。

ぐすたふ369 | URL | 2011-07-25(Mon)01:00 [編集]


音楽的冒険

確かに複数公演  グー
札響大成功しています。
経営的には、不安かもしれないが、音楽的には、絶対です!

京都は、音楽的冒険はしないでしょう。
石橋をたたいていたら、いい音楽はでてこないかなぁー

danp | URL | 2011-07-25(Mon)01:05 [編集]


ぐすたふさま お疲れさまです

やっとこさ書きました、のですが、整理と収まりの悪いものとなってしまいました。とはいえ、せっかくですからご覧のほどを。

厚かましくは存じますが、私の感じ方もお書きのものと近いような気がしますがいかがでしょう。(アフターの擦りあわせ効果?)

ところでこの場をお借りしまして
danpさまにもご挨拶を。

ごぶさたしております。
私としては、一日に集中するというのも好きなんですが、京響のこと、客席のことを考えれば、2日制の実現は、なんとしてでも、と思います。

そのためには、何かしたいと(広上さんのように『何でもします』とは、なかなかいえないですねえ)思います次第。
ミクシィにも同じものを打っていますが、
『京都クラシックプレイガイド』自体は引越ししておりますので、よろしければアドご変更くださいませ。
http://d.hatena.ne.jp/concert-hall/

また機会がありましたら、どうぞよろしく。

京都百科 | URL | 2011-07-26(Tue)18:56 [編集]


Re: 音楽的冒険

danpさま、お久しぶりです。コメントありがとうございます。

> 確かに複数公演  グー
> 札響大成功しています。
> 経営的には、不安かもしれないが、音楽的には、絶対です!

正直、今回のマーラーは2回聴きたかったです。絶対、2回目には違うことが起こったはず、です。

完売したんだったら、追加公演しても(笑)。

> 京都は、音楽的冒険はしないでしょう。
> 石橋をたたいていたら、いい音楽はでてこないかなぁー

いや、広上さんがしばらくやってくだされば、ここらへんも吹っ切れるんじゃないでしょうか(^^)。京響も、一回、行くところまで行った方がいいと思いますけどねえ。

ぐすたふ369 | URL | 2011-07-27(Wed)21:37 [編集]


Re: タイトルなし

京都百科さま、こんばんは。

> やっとこさ書きました、のですが、整理と収まりの悪いものとなってしまいました。とはいえ、せっかくですからご覧のほどを。

拝見しました。いやいや、いつもながらの卓見かと存じます。

> 私としては、一日に集中するというのも好きなんですが、京響のこと、客席のことを考えれば、2日制の実現は、なんとしてでも、と思います。

全く同感です。

今がチャンス、と思いますけどねえええ。

ぐすたふ369 | URL | 2011-07-27(Wed)21:39 [編集]


オペラ

ぐすたふ様

こんばんは。初めまして。

 「歌」を求める。
 彼は歌を指揮している。

という内容がスッと私の胸の中に沁み込み、
厚かましくコメントさせていただきました。

心に沁みる演奏であることはそうなのですが、
このもう一歩感じ入るものは何だろうと
そのつかみ切れていなかった部分にピタリときて
思わずコメントいたしました。

突然の訪問にて失礼しました。

kerria | URL | 2011-09-21(Wed)23:30 [編集]


Re: オペラ

Kerria様、 こんばんは。こちらこそ、初めまして。
>
>  「歌」を求める。
>  彼は歌を指揮している。
>
> という内容がスッと私の胸の中に沁み込み、

> 心に沁みる演奏であることはそうなのですが、
> このもう一歩感じ入るものは何だろうと
> そのつかみ切れていなかった部分にピタリときて
> 思わずコメントいたしました。

これ以上ないくらい、嬉しいコメントです。ありがとうございます。

吹けば飛ぶよな小さなHPですが、みなさんの言葉や気持ちに支えられて、続けている次第です。

今後とも、よろしくお願いします。またご訪問ください。

ぐすたふ369 | URL | 2011-09-22(Thu)00:01 [編集]


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