不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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これぞ、「ディベルスマン」・・・・・大フィル定期

キーワードは、タイトルにも書いた通り、「愉悦」でしょう。

大阪 ザ・シンフォニーホール
大フィル第450回定期演奏会
大植英次指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
ピアノ独奏:デニス・プロシャイエフ
ヴァイオリン独奏:長原幸太
チェロ独奏:趙静
オットー・クレンペラー:メリーワルツ(日本初演)
ベートーヴェン:三重協奏曲
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
R・シュトラウス:ばらの騎士組曲

一見とりとめのないように見えるプログラム、だけれど終始一貫して、演奏者も演奏を楽しみ、そして観客も楽しませようという姿勢に貫かれていて、それがこの演奏会を完結したものにしている。そして、最初と最後がワルツに挟まれ、休憩をはさんで2曲の協奏曲、という点でもシンメトリカルな見事な構成。

さすが、策士大植、ですな。渋いプログラムビルディングです。

実は明日も行く予定、例によって(やっとこういうことをやろうという精神状態になりました)正面バルコニー席で大植さんの指揮ぶりをじっくり見させてもらったのだけれど・・・指揮ぶり、という点からすると、やはりばらの騎士にとどめをさす。大植節全開のリヒャルト・シュトラウスで、やはりこの人は、マーラー振りというより、シュトラウス振りなんだなあ、と改めて思いました。

とにかく、大植アゴーギグ全開。よくまあ、大フィルついて行ったもんだ。濃い演奏の極致で、ただ最初のうちはいいのだが、だんだん飽きてくるんですよね。最後のワルツに至る前に食傷気味になってしまって・・・ここら辺、明日どうなっているのか。おそらく、足したり引いたりしてくると思うので、気をつけて聴いてこようと思います。

実は、真ん中に挟まれた協奏曲がそれなりに秀逸で・・・特に、ベートーヴェンのトリプル、今回ほど面白く聴いた演奏は無かったように思います。これまで、センチュリーと京響で聴いているのだけれど、なんていうんだろうな、今回は、ヴァイオリンとチェロが僕が良く知っていて(当たり前や)好きな人で、そういう人が掛け合いながら音楽を作って行く、そういう空気を共有する、ということが魅力の一つの曲なんだ、ということが本当に良くわかりました。

だって、この曲が始まる前、舞台袖でソリストが三人大笑いしてるのが舞台に聴こえてきて・・・・要するに、そういう曲なんですよね。腕達者が楽しく合わせてくれる、そのこと自体がご馳走だという、これが「愉悦」なんですよ。

そしてそれは、ラヴェルでもそうで・・・・ソリストのプロシャイエフ君、決してベロフの様な圧倒的なヴィルトゥオージシティを有しているわけではないので、その点での突き抜けた見事さという魅力は感じられがたいのだが、大植さんとの師弟関係、そこから由来する心の交歓、音楽の愉しみの共有、そういうものがこの演奏の魅力になっていたのは確か。

それは、この曲の2楽章に端的に表れていて・・・もうそれこそ、大植さんの満面の笑み。僕も知らず知らずのうちに微笑んでいて・・・・ああ、そうだよね、3月以来、僕がここまでこころから音楽を楽しめた時間って、無かったかもしれない。そう思うと、少し泣けて来たりしました。

もう一度明日、いつもの席でこの感動を反芻したいと思います。

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コメント


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隠しテーマは三拍子?

今日が大フィルでしたかあ。忘れてました。関西フィルのブルックナーも、行けて行けないことはなかったのですが、体調不良もあり、またその日は地デジ対策の準備もあり(なんと、まだ済んでない!)欠席。でも24日は大丈夫です。比叡山から僧兵が攻め寄せたりしない限りはマーラー聞きに行きます???いつもの席です。

さて、このプロ、クレンペラーはのワルツはどんなだったんでしょうか。それからトリプルの三拍子の箇所なんかもどんな具合だったんでしょう。ちょっと気になりました。

ところでクラッシュあって、blog『京都クラシックプレイガイド』は、上記リンクに引越しました。最後に私事で失礼いたしました。

京都百科 | URL | 2011-07-15(Fri)00:29 [編集]


Re: 隠しテーマは三拍子?

京都百科さん、こんばんは

> でも24日は大丈夫です。比叡山から僧兵が攻め寄せたりしない限りはマーラー聞きに行きます???いつもの席です。

私も行きます、大丈夫です!!是非ともご一緒しましょう。

> さて、このプロ、クレンペラーはのワルツはどんなだったんでしょうか。それからトリプルの三拍子の箇所なんかもどんな具合だったんでしょう。ちょっと気になりました。

クレンペラーのワルツは、まあ並みというか・・・・大フィルが鈍重なのか、この曲が重いのか、そこらへんが何とも分かりかねる演奏でした。

トリプルの三拍子は、ラヴェルの2楽章のことと思いますが、これは絶品でしたねえ。これが聴けただけでも良かったと。フランス人はホントに三拍子の扱いがうまいですよね。

ぐすたふ369 | URL | 2011-07-16(Sat)00:48 [編集]


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