不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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入りがどれほど悪かろうが、立派な演奏会は立派な演奏会と言うべきでしょう・・・センチュリー定期

入りはどんどん悪くなってますね。でも、演奏は掛け値なしに立派なもの。

大阪 ザ・シンフォニーホール
日本センチュリー交響楽団第163回定期演奏会
小泉和裕指揮 日本センチュリー交響楽団
チェロ独奏 ウェン=シン・ヤン
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調作品107
プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調作品100

前半は、チェロのソリストに感心、感動。

正直に言ってしまえば、1楽章、多分楽器が十分に温まっていなかったせいなんでしょう、今一つ切れにかける演奏で、「ショスタコのチェロコンを弾くには、他を圧するような存在感が必要。それには、十分たりえないソリスト」という想いが頭をかすめたのだが、2楽章以後が秀逸。

それを聴いて思ったのは、プログラムノートにある通り、この人、「音楽の哲学的な広がりを完全に把握している」・・・というより、そこにこの人のチェリズムの真髄があるように思いました。それは、このショスタコでの2楽章と3楽章に顕著。そこにあるショスタコーヴィチの屈折した精神性を表現して余りある、深い演奏。

それは、「震災の犠牲者に捧げます」という言葉とともに演奏された、バッハ無伴奏からのサラバンドでも一緒。この人、些細なテクニックというものを突き抜けて、一直線に音楽の宗教性に至ろうとしているように思います。そのことに素直に感動を憶えました。

後半のプロコフィエフは、小泉ダイナミズム炸裂のスリリングな好演。それに応えるセンチュリーも見事。

苦言を呈するなら、1楽章と3楽章が例によって例のごとく、小泉ダイナミズムにありがちなタメの足りないサクサク演奏で喰い足りないものになっていたことだけれど、2楽章と4楽章の爽快感はそれを補って余りあるもの。

正直に言ってしまえば、このプロコのシンフォニー、魅力のかなりの部分はアクロバティック・シンフォニック・サーカスにあるわけで、オケが巧くなければどうしようもない。その意味では、センチュリー、やっぱり上手いオケなんやなあ、と改めて思い知りました。とにかく、金管・木管のトップ陣が上手いことが必要十分条件のこの曲に、センチュリーっていうのは不足のないメンバーを擁するオケなんですよね。

そんなハイレベルのオケとハイレベルな演奏、それがここにあること・・・そしてそれを聴かせてもらえていること、正直に大阪の聴衆は感謝すべきなのではないか、と思った演奏会でした。

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コメント


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異名【現代のベートーヴェン】

タコ好きなら佐村河内守の交響曲第一番《HIROSHIMA》は堪らないはずっす。

やす | URL | 2011-07-12(Tue)23:55 [編集]


Re: 異名【現代のベートーヴェン】

やすさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

> タコ好きなら佐村河内守の交響曲第一番《HIROSHIMA》は堪らないはずっす。

実は、昨年だったか、京都で京響の演奏で全四楽章の初演があったんですよね。行きたかったんですが、どうしても都合が付かず、断念した次第です。

CDは発売されているのでしょうか? 機会があれば、聴いてみたい曲の一つです。

ぐすたふ369 | URL | 2011-07-14(Thu)23:29 [編集]


佐村河内守

交響曲第一番“HIROSHIMA”発売、明々後日ですやん!!!
佐村河内守は歴史、変えまっせ!!!!!

一足先に宣言します。

浪花恋しぐれ | URL | 2011-07-17(Sun)20:37 [編集]


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