不惑わくわく日記

大阪でコンサートをあさっています。

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連日の超一級コンチェルトの演奏!それに酔える幸せ

機会は決しては逸してはならぬ、と神はぐすたふくんに告げているようであります。

大阪 ザ・シンフォニーホール
センチュリー第158回定期演奏会
アラン・ブリバエフ指揮 大阪センチュリー交響楽団
ピアノ独奏 アフデル・ラーマン・エル=バシャ
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
サン・サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調作品22
ドビュッシー:交響詩「海」
ラヴェル:ラ・ヴァルス

昨日のブラームスチクルスですら行けるかどうか微妙だったぐすたふくんに、今日の仕事の進み具合はなんと意外なぐらいのサクサクぶりで・・・これは、行けるのか、行けと言っているのか・・・・と思いつつ仕事が上がった視線の先の時計の針は・・・・これは行ける!・・・・瞬間、ぐすたふくん、職場を飛び出しておりましたね。

いやあ、来てよかった。何が良かったって、サン・サーンスのPコン。昨日のドッペルといい、今日といい、連日コンチェルトの名演に出会えたことは、やはり神のお導きでありましょう(笑)。

実はぐすたふくん、この曲を聴くのはこれが二回目。前回は、昨シーズンの関フィル定期、吉松隆の「鳥たちの時代」聴きたさに行った演奏会で、たまたま併演されていたのを聴いたもの。それはそれで楽しんだんだけど、グランドマナーオンリーのショーピースと言う以上でも以下でもない、という印象・・・ところが、今回の演奏は、その時と比べると明らかに「質が違う」。違う曲ですな、まるで。

浅学にして、本日のソリストのことを何一つ知らないのだけれど、まあなんて素敵な響き。一音、一音、どれをとっても響きが磨がれていることこの上ない。なんていうか、「生のピアノの音」じゃないんですよ。「上質」という言葉がまさにぴったりとくる、そんなピアノの音。

その音が、なんら危なげのない、ほぼ完璧に近いテクニックで、ジャストインテンポで駆けまわる時の、目の眩むような輝きといったら!!だから、3楽章のタランテラがやはり最大の聴きもの。家に帰ってきて、パスカル・ロジェとデュトワのCDを聴いたが、そのテンポを上回る快速。快速トリルの連続が紡ぎだす旋律線は、悪魔的と表現しても過言ではない黒光りの光沢を放ち、正にゾクゾクものであります。そんなピアノが、これぞセンチュリーの底力と言っていい鉄壁のアンサンブルと丁々発止のぶつかり合いを演じる様は、これぞ「ライブの醍醐味」。

いいものを聴かせてもらいました。これがあるから、機会は逃してはいけないんですよねえ。

アンコールで弾かれたのは、ラヴェルの「鏡」から「悲しげな鳥たち」。これも、素晴らしい「響き」。シンフォニーの空気が、震えるのがわかる。サンサーンスの1楽章でも感じたが、その音にそこはかとなく宿る「気品」。これこそが、このピアニストの代えることのできない魅力なんだろうなあ。

一方、この曲でみせたセンチュリーのエッジの利いた「カッコイイ」演奏を聴いてしまうと(やっぱり巧いなあ、と思いましたねえ。大フィルではこうはいかないだろうと)、後半2曲がどうしても「手に余る」演奏に聴こえてしまって、そこら辺がううむ、でしたね。

特に、「海」でそれが顕著。というか、この曲、過不足なく演奏されたライブを僕は結局聴いたことがないような気がする。こういう事実を目の当たりにして、やはりこの曲の難しさ、というものを思い知らされる気がします。センチュリーの場合、編成がこの曲に要求される響きを構築するにはどうしても不足しているということを割り引いても、2楽章の「波の戯れ」など練習不足が明らかだし(滅茶苦茶難しいんだろうけど)、1楽章も練れてないなあ、という印象。ただ、3楽章の最後は、指揮者のもって行き方が巧みで、それなりの高揚感と演奏効果が得られていて、流石だなあとは思いましたが。

それに比べれば、ラヴェルの方が優れた演奏。この曲の方が、オケとしては御しやすいのかもしれないなあ、と思いました。ただ、これも最後の最後の、それこそジェットコースターの急降下急上昇を思わせるオーケストレーションの部分が、量感力感ともに不足気味で、やや欲求不満を感じたのも事実ではあるのだけれど。でも、センチュリーとしては精いっぱいの力演であったことには否定しません。

後半2曲に、本当ならこんな曲を持ってこなくても良かろうに・・・・そんな気持ちにふとなってしまったこと、正直に告白しておきましょうか。

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